欧州債:イタリア債が上昇、米雇用統計で-ドイツ債下げ消す

2日の欧州債市場ではイタリア国債 が上昇。週間ベースでは3週続伸となった。米雇用統計で雇用者数が予 想を下回る伸びだったことから、世界の主要中央銀行が緩和政策を継続 するとの見方が広がった。

イタリア10年債利回りは6週間ぶり低水準となった。同国の最高裁 判所(破棄院)が1日、ベルルスコーニ元首相の脱税事件での有罪を確 定する一方、公職禁止の判決については下級審に審理を差し戻したこと が手掛かり。ドイツ国債は一時の下げを解消。米雇用統計発表後、域内 で最も安全とされる同国債の需要が高まった。イタリア10年債の同年限 のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は2日連続で縮小 した。

DZ銀行(フランクフルト)のアナリスト、クリスティアン・レン ク氏は「周辺国の国債にとって全体的に環境は良好だ」とし、「利回り 縮小はイタリア国債に最も表れている。ベルルスコーニ元首相の裁判で 判断が下り、投資家はやや安心したようだ」と語った。

ロンドン時間午後5時2分現在、イタリア10年債利回りは前日比11 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.25%。これは6 月19日以来の低水準。週間ベースでは15bp下げた。同国債(表面利 率4.5%、2023年5月償還)価格はこの日、0.86上げ102.29。独10年債 に対するスプレッドは9bp縮小の260bpと、6月20日以来で最小と なった。

米労働省が発表した7月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数 (事業所調査、季節調整済み)は前月比16万2000人増加した。これは4 カ月ぶりの低い伸び。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミス トの予想中央値は18万5000人増だった。

ドイツ10年債利回りは1.65%で、前日からほぼ変わらず。一時7b p上昇した。

英国債相場は3日続落。10年債利回りは前日比2bp上昇 の2.42%。7月9日以来の高水準となる2.49%まで上昇する場面もあっ た。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)の価格はこの日、0.16 下げて94.54。2年債利回りは0.38%、30年債利回りは3.62%まで上 げ、いずれも先月25日以来の高水準となった。

原題:Italian Bonds Rise After U.S. Jobs Data; German Bunds Erase Drop(抜粋) Pound Rises as Building Data Boosts Growth Optimism; Gilts Fall (抜粋)

--取材協力:Andrew Frye、Chiara Vasarri. Editors: Nicholas Reynolds, Paul Dobson

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