アジア・太平洋株式サマリー:香港・中国株上昇、印株下げ続く

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇。世界の製造業活動で力強さが示される中、ハ ンセン指数は週間ベースで昨年10月以来最長の上昇局面となった。

香港上場の中国本土の不動産開発会社で2位のチャイナ・リソーシ ズランド(華潤置地、1109 HK)は3.7%高。中国政府が不動産規制の緩 和を示唆する中、ハンセン指数の上昇をけん引した。

欧州を最大市場とする衣料小売りのエスプリ・ホールディングス (330 HK)や、売り上げの73%を北米で稼ぐ電動工具メーカーのテクト ロニック・インダストリーズ(創科実業、669 HK)が上昇。欧米で製造 業活動が拡大したことが好感された。

複合企業のハチソン・ワンポア(13 HK)は4.5%高。1-6月(上 期)利益が予想を上回った。

ハンセン指数は前日比102.18ポイント(0.5%)高の22190.97で終 了。週間騰落率はプラス1%で、6週連続の上昇となった。ハンセン中 国企業株(H株)指数は前日比0.1%高の9734.81で引けた。

フィリップ・セキュリティーズ(香港)のファンドマネジャー、ル イス・ウォン氏は「最大の懸念材料は中国で、香港やアジア市場を圧迫 している」と述べた上で、「中国の7月の製造業活動が予想より良かっ たことで市場の懸念は和ぎ、アジアへの資金流入が増えると予想してい る。欧米の製造業活動拡大もセンチメント改善に寄与している」と語っ た。

【中国株式市況】

中国株式相場は小幅高。中国経済の成長鈍化を受けて当局が不動産 業界の規制緩和に動く可能性があるとの観測が高まり、関連銘柄が買わ れた。一方、ヘルスケアや電力株は下落した。

1カ月ぶりに取引が再開された不動産開発の新湖中宝(600208 CH)が大幅上昇。同社取締役会は第三者割当増資の実施に向け当局の承 認獲得を目指す計画を明らかにした。

製薬会社の華蘭生物工程(002007 CH)は2.2%下落。年初来騰落率 はプラス34%に縮小した。華能国際電力(600011 CH)は1.3%安。前日 は3週間ぶりの大幅高となっていた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比0.35ポイント高の2029.42で終了。今週は業種別 で不動産株指数が4.4%上昇した。

上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数は前日比0.1%高 の2247.26で引けた。

精熙投資管理の王征最高投資責任者(CIO)は「成長のてこ入れ に向けて当局が不動産開発会社の借り換えを近く容認すると投資家は期 待している」と述べた。ただ、「資金調達の規制解除について証券監督 当局からは何も示唆されていない」とも語った。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落。指標のS&Pセンセックス指数は8営業日 続落し、4カ月余りで最長の連続安となった。金属と銀行銘柄の下げが 目立った。

ジンダル・スチール・アンド・パワーは7.6%の大幅安で、10銘柄 で構成の金属株指数を約4年ぶり低水準まで押し下げた。ICICI銀 行は11カ月ぶり安値となるなど、銀行株も総じて安い。一方、フューチ ャー・リテールは1カ月で最大の値上がり。国内スーパーに外資系小売 チェーンが投資する際の規制を政府が緩和したことが買い材料。

ムンバイ市場でのセンセックス指数は前日比153.17ポイント (0.8%)安の19164.02で引けた。週間ベースでは3%安と、3月24日 終了週以降で最大の下げとなった。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比55.27ポイント(1.1%)高 の5116.76。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比2.64ポイント(0.1%)高の1923.38。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比43.66ポイント(0.5%)高の8099.88。

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