三菱商は豪原料炭改善、三井物エネルギー伸びる-共に2ケタ増益

三菱商事と三井物産が2日発表し た2013年4-6月期の連結決算(米会計基準)は純利益が共に2ケタ増 益となった。三菱商は豪州での原料炭事業の利益が改善したほか、自動 車事業などの非資源分野が堅調。三井物産は強みのエネルギーや金属資 源分野の利益が伸びた。

三菱商の純利益は前年同期比15%増の1157億円。通期見通し4000億 円に対する進ちょく率は29%となった。原料炭などを手掛ける豪資源関 連子会社MDPの利益が78億円と前年同期の12億円から拡大した。前年 同期はストライキがあったため反動で生産が増えたことやコスト改善が 寄与。同子会社は四半期ベースで昨年7-9月期から赤字が続いていた が、4四半期ぶりに黒字転換した。

原料炭のスポット価格は足元では低迷しているが、会見した内野州 馬常務執行役員は「コスト削減を引き続き進めることで期初に想定した 収益水準を維持したい」と述べた。

アジアでの自動車関連事業が堅調に推移し、石化事業での取引増加 などで非資源分野の純利益は前年同期比38%増の542億円と伸びた。

三井物産の4-6月期の純利益は同20%増の1258億円。通期見通 し3700億円に対する進ちょく率は34%に達した。出資する6つの液化天 然ガス(LNG)事業からの受取配当金が415億円と前年同期から130億 円増加した。主因はサハリン2プロジェクトからの配当金増という。円 安による利益押し上げ効果もあり、鉄鋼製品や金属資源なども増益だっ た。

岡田譲治専務執行役員は「鉄鉱石、石炭、原油・ガスなどの商品市 況は前年同期比で下がったが、鉄鉱石の数量増でこの影響を一部相殺 し、加えて円安が増益要因となった」と述べた。円安による純利益の押 し上げ効果は全体で310億円に上った。

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