世界遺産のコンゴの国立公園、原油探鉱計画は中止を-WWF

コンゴ(旧ザイール)が原油探鉱を 認可しているアフリカ最古の国立公園は、区域内で原油が生産されなく ても年間11億ドル(約1100億円)の利益を生み出す可能性がある。世界 自然保護基金(WWF)が報告書で明らかにした。

開発コンサルタント会社ダルバーグ・グローバル・デベロップメン ト・アドバイザーズが作成しWWFが1日、電子メールで送付した報告 書によると、コンゴ東部にあるビルンガ国立公園では観光業や漁業のほ か水力発電への投資を通じて約4万5000人が正規雇用される可能性があ る。同公園には活火山があり、絶滅の危機にひんしているマウンテンゴ リラ約200頭のほか、カバやチンパンジーが生息している。

英石油会社ソコ・インターナショナルとフランスのトタルが同公園 と重なる地域で鉱区を保有。トタルは公園内での掘削を行わないことを 約束した。WWFはソコも探鉱計画を中止するべきだと指摘している。

WWFのコンゴ担当ディレクター、レイモンド・ランブエナモ氏は 1日、電子メールで送付した別の文書で「ここでの原油採掘は、公園区 域内で魚類や飲料水などを調達している地元のコミュニティーに壊滅的 な結果をもたらす可能性がある」と述べた。

ビルンガ国立公園は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産 に登録されている。ユネスコは6月にコンゴ政府に対し「公園内での原 油探鉱計画への認可を全て取り消す」よう要請した。

原題:Congo Park Could Earn $1.1 Billion a Year Without Oil, WWF Says(抜粋)

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