インドネシア・ルピアの先安観強まる-中銀は下落容認との見方

インドネシア中央銀行が通貨ルピア が輸出悪化や株式・債券市場からの資本流出をより正確に反映すること を容認する中で、アナリストはルピア相場の見通しについて、1年半ぶ りの大幅な引き下げを行っている。

ブルームバーグがまとめた調査の予想中央値によれば、2013年末の ルピアの対ドル相場の予想は1ドル=1万100ルピアと、7月に2.4%低 下。12年1月以来の大幅な修正となった。過去1年間で2番目に正確な 予想を示したマッコーリー・グループは、ルピアが対ドルで1年1カ月 ぶりの大幅安となった先月23日にルピア相場の見通しを3.8%下方修正 し、同1万600ルピアとした。同日以降、BNPパリバは1万800ルピ ア、クレディ・スイス・グループは1万597ルピア、バークレイズが1 万333ルピアにそれぞれ見通しを修正している。

石炭とパーム油、スズの価格が下落した影響でインドネシア輸出は 6月まで15カ月連続で減少。経常収支は1-3月(第1四半期)まで6 四半期連続の赤字となった。米連邦準備制度理事会(FRB)が刺激策 を縮小するとの観測から、インドネシアの株式・債券市場からはここ3 カ月で36億ドル(約3580億円)が流出。インドネシア中央銀行はインフ レ抑制に向けて過去2回の会合で政策金利を計0.75ポイント引き上げ た。

バークレイズの地域エコノミスト、プラクリティ・ソファット氏 (シンガポール在勤)は先月30日のインタビューで、「最近のルピア安 で、同通貨はファンダメンタルズ(基礎的諸条件)とより合致する水準 に一段と近づいている」と指摘。「中銀の政策金利の引き上げはプラス 材料だが、FRBの資産購入の縮小観測とそれに伴うドル高を考えると 不十分かもしれない」と述べた。

原題:Rupiah Forecasts Cut as Central Bank Eases Grip: Southeast Asia(抜粋)

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