アイカーン氏がデル取締役会を提訴-株式非公開化強行と主張

米コンピューターメーカー、デルの 創業者のマイケル・デル氏らが244億ドル規模の自社買収を通じて株式 を非公開化する計画をめぐり、これに反対する米資産家カール・アイカ ーン氏は1日、同計画に関する株主投票手続きの変更差し止めを求める 訴訟に踏み切った。

アイカーン氏はデラウェア州の衡平法裁判所に提出した訴状で、 「デルの機能不全の取締役会が1年以上にわたり在任しており」、投資 家に新たな取締役を選定させる会合の開催を拒否し、「株式非公開化を 強行」しようとしていると主張した。

デル氏(48)と投資会社シルバーレーク・マネジメントは当初、デ ル株1株当たり13.65ドルの買収案を提示していた。アイカーン氏 (77)と他の株主は同社を過小評価するものだとして同案に反対。アイ カーン氏はデルの株式公開を継続する代替案を提示している。

デル氏とシルバーレークは今週、デルの取締役会が株主の賛成票を 確保しやすくなるよう投票規定を変更した場合には、買収提示額を10セ ント引き上げて13.75ドルにする案を提示した。これまでのところ、デ ルの取締役会は、棄権票を反対票として数える規定の変更を拒否してい る。

デル氏の提案を検討している取締役会の特別委員会は証券当局への 提出書類で、投票権を持つ株主を確定する基準日の変更に前向きな姿勢 を示した。買収案に関する投票は2日に予定されている。

アイカーン氏はデラウェア州の裁判所に対し、デルによる新たな株 主基準日の設定や、買収案を発表した2月5日以降に取得した株式につ いてデル氏と関係者が投票権を行使すること、同社による投票要件の変 更の3つについて、いずれも差し止めるよう要請。取締役会の信認義務 違反の認定も求めた。

原題:Icahn in Suit Accuses Dell Board of Trying to Force Buyout (2)(抜粋)

--取材協力:Michael Bathon、Jillian Ward、Aaron Ricadela、Serena Saitto. Editors: Charles Carter, Andrew Dunn

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE