元ゴールドマンのトゥール氏敗訴-CDOめぐる米民事訴訟

2007年の債務担保証券(CDO)取 引で投資家を欺き、10億ドル(約996億円)の損害を与えたとして、米 証券取引委員会(SEC)が米ゴールドマン・サックス・グループの元 バイスプレジデントを相手取り起こした米民事訴訟で、マンハッタンの 米連邦地裁陪審は1日、SECが主張する7つの不正行為のうち6つに ついてファブリス・トゥール氏の法的責任を認める評決を下した。

07-08年の金融危機関連で最も注目を集めている裁判の1つで政府 は勝訴した。SECは07年の合成CDO「アバカス」の取引で資産家ジ ョン・ポールソン氏率いるヘッジファンド運営会社ポールソンが果たし た役割についてトゥール氏(34)が投資家を故意に欺いたと主張してい た。

トゥール氏の法的責任を認めた今回の評決は、同取引で損失を被っ たとしてゴールドマンを相手取り訴訟を起こしている顧客にとって大き な意味を持つ。同氏は制裁金支払いと、証券業界からの追放を命じられ る可能性がある。

同訴訟の判事は評決を踏まえ、トゥーレ氏に対して民事制裁金支払 いや不正利益の返還、その他の処分を検討した上で言い渡すことを明ら かにした。

SECからトゥーレ氏と共に訴えられていたゴールドマンは、10年 7月に当時としては史上最高額の5億5000万ドルを支払って和解してい た。

原題:Tourre Found Liable in Case Claiming $1 Billion CDO Fraud (3)(抜粋)

--取材協力:Patricia Hurtado. Editors: Peter Blumberg, Mary Romano

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE