IMF報告書:中国の実質為替レートは5-10%過小評価

国際通貨基金(IMF)は中国経済 のファンダメンタルズを考慮すると、人民元の為替レートがインフレ調 整後で5-10%過小評価されているとの見解を明らかにした。IMFス タッフの報告書を1日に公表した。

IMFは6月20日付の報告書で人民元について、「中期的なファン ダメンタルズや望ましい政策設定に沿った水準と比べ、やや過小評価さ れている」と指摘。また、中国の外貨準備高は標準的なIMFの指標を 「若干上回る」水準で、「これ以上の拡大は望ましくない」との認識を 示した。

報告書によれば、人民元は2011年末から13年4月までに約5%上昇 し、「05年半ばのドル・ペッグ(連動)制廃止以降では約35%」上昇し ているが、それ以前は「実質実効為替レートは下落しており、現在は10 年前の水準を14%上回っているにすぎない」という。

ラガルド専務理事は1日、ワシントンで記者団に対し、中国につい て、「明らかにリバランスが進行しており、国内投資から国内消費への シフトが継続するかどうかが問題だ」と述べた。

IMFは円相場に関しては、12年以来の円安で「幾分過小評価され ている」ことを示唆しており、「20%の過小評価から10%の過大評価と 推計される」と指摘した。

IMFは円相場が「包括的で信頼できる財政・構造改革の実行を前 提として、中期的にファンダメンタルズに沿った動きになるだろう」と 予想した。

原題:Yuan’s Real Exchange Rate Undervalued 5%-10%, IMF Report Says(抜粋)

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