ドイツ2年債が上げを消す、ECB総裁発言で-英国債は続落

1日の欧州債市場では、ドイツ2年 債相場が一時の上げを消した。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が 政策発表後、最近の経済指標は域内経済が最悪期を脱したことを示唆し ていると発言したのが手掛かり。

ドイツ10年債も上げを消す展開となった。ドラギ総裁の発言で ECBが借り入れコスト低下に向けて追加措置を講じるとの観測が後退 した。ただ、総裁は長期にわたり低金利を継続するとあらためて表明し た。各国の国債も上げを解消した。米新規失業保険申請件数の減少と製 造業景況指数の上昇に伴い米国債が大幅下落したことが背景にある。一 方、スペイン国債は上昇。この日の入札で目標上限を上回る国債を発行 したことが買い材料。

クレディ・アグリコルCIB(ロンドン)の債券ストラテジスト、 ピーター・チャトウェル氏は「今会合でフォワードガイダンス(時間軸 政策)の効果が損なわれたことを主因に失望感が広がった。ECBが利 下げについて協議しなかったためだ」とし、「フォワードガイダンスに 関する一段の透明性、ないしは議事録の時期や発表方法に関する具体的 な内容を市場は期待していた」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、ドイツ2年債利回りは前日比ほぼ変わ らずの0.15%。同国債(表面利率ゼロ%、2015年6月償還)価格 は99.71。10年債利回りはほぼ横ばいの1.67%。一時は8ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01%)低下した。

ECBは政策金利を過去最低の0.5%に据え置いた。ブルームバー グ・ニュースがまとめたエコノミスト調査では63人中62人が据え置きを 予想していた。

スペイン国債の10年物利回りは3bp低下の4.62%、5年物利回り は4bp下げて3.28%となった。

英国債相場は続落。英国と米国の製造業指標がいずれも予想を上回 ったことから、比較的安全とされる資産の需要が後退した。

英10年債利回りは3週間ぶりの高水準に接近。イングランド銀行 (英中央銀行)の金融政策委員会(MPC)はこの日、資産買い取りプ ログラムの規模を維持することを決めた。

ロンドン時間午後4時50分現在、10年債利回りは4bp上昇 の2.40%。7月25日には2.43%と、同月10日以来の高水準に達してい た。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格は0.34下 げ94.705。

原題:German 2-Year Notes Erase Advance as Draghi Damps Rate-Cut Bets(抜粋) Gilts Fall Second Day as Manufacturing Expands, BOE Holds Rates (抜粋)

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