アジア・太平洋株式サマリー:香港・中国株が上昇、インド株は下落

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は上昇。中国国家統計局と中国物流購買連合会が発表 した7月の中国製造業購買担当者指数(PMI)が予想外の活動拡大を 示し、ハンセン指数は約2カ月ぶりの高値で引けた。

香港上場の鉄鋼メーカーとしては最大手の鞍鋼軋鋼(347 HK) は7.2%高。中国統計を手掛かりに素材関連株が買われた。中国本土の 鉄道車両メーカーで最大手の中国南車(1766 HK)は7.7%上昇。国務院 が公共交通機関を含むインフラ建設を推進する方針を示したことが手掛 かり。

不動産開発株も前日に続き上昇。中国当局が不動産市場を安定成長 させる考えを示したことを好感している。

ハンセン指数は前日比205.13ポイント(0.9%)高の22088.79と、 6月4日以来の高値で終了。ハンセン中国企業株(H株)指数は前日 比0.7%高の9723.93で引けた。

IGインベストメントのポートフォリオマネジャー、ベンジャミ ン・タム氏(香港在勤)は「中国の見通しが改善している」と述べた上 で、「中国の国家主席や首相は基準を明らかにすることで市場に安心感 を与え、既に何らかの刺激策にも着手している。規模は非常に小さい が、少なくとも当局は何かしているということだ」と語った。

【中国株式市況】

中国株式相場は1週間ぶりの大幅高。中国の製造業活動が7月に予 想に反して拡大したほか、経済成長が「合理的」な水準を下回るのを阻 止すると政府が表明したことが好感された。

銅生産の江西銅業(600362 CH)と石炭会社の中国神華能源 (601088 CH)が金属・エネルギー関連銘柄の上昇をけん引。中国国家 統計局と中国物流購買連合会が発表した7月の中国製造業購買担当者指 数(PMI)は50.3に上昇し、製造業活動の拡大を示唆する50を上回る 水準を維持した。

鉄鋼最大手の上場部門、河北鋼鉄(000709 CH)は2.2%高。中国は 過剰生産能力の削減を目指して鉄鋼生産をほぼ半減させる可能性がある と毎日経済新聞が報じた。保利房地産集団(600048 CH)や平安銀行 (000001 CH)を中心に金融株も高い。住宅価格の上昇や短期金利の低 下がプラス材料。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前日比35.27ポイント(1.8%)高の2029.07で終了。3 日連続で上昇した。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300指数 は2.4%高の2245.36で引けた。

珩生鴻鼎資産管理で運用に携わる戴明氏は、「PMIの数字は成長 の大幅鈍化が回避可能であることを示しているようだ」と述べる一方、 「経済成長を安定させるために当局は対策を出し続けるが、こうした成 長が来年まで持つのかどうか市場はなお懐疑的だ」と指摘した。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落。同国最大の商品取引所で売買が停止された ことから、追い証(追加証拠金の差し入れ義務)を満たすため一部投資 家が株式を売却するとの懸念が広がった。

ファイナンシャル・テクノロジーズは65%急落。傘下のナショナ ル・スポット取引所が一部商品の売買を一時停止し、その他全ての約定 の引き渡しと決済を統合、その実施を15日間延期したことが背景にあ る。同社が株式26%を保有するインド・マルチ商品取引所(MCX)は 値幅制限いっぱいの20%安となった。一方、ヒンドゥスタン・ユニリー バは3.7%高と、7営業日ぶりに反発した。

ムンバイ市場でのS&Pセンセックス指数は前日比28.51ポイント (0.2%)安の19317.19で終了。一時は1.2%上げた。

マクシムス・セキュリティーズのメグハ・バズカー氏は、ナショナ ル・スポット取引所の売買停止への「条件反射的な反応」で、センセッ クス指数が0.9%下げる場面があったと指摘した。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比9.51ポイント(0.2%)高 の5061.49。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比6.71ポイント(0.4%)高の1920.74。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比51.72ポイント(0.6%)安の8056.22。

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