ユーロ圏:7月の製造業景気指数50.3に上方修正-速報上回る

ユーロ圏の7月の製造業活動は当初 の見積もりを上回るペースで拡大した。域内経済が過去最長のリセッシ ョン(景気後退)から脱しつつある兆候が強まる中、2年にわたり縮小 していた製造業活動が持ち直した。

英マークイット・エコノミクスが1日発表した7月のユーロ圏製造 業景気指数(改定値)は50.3と、前月の48.8から改善。同指数は2011年 7月以来で初めて、活動拡大と縮小の分かれ目となる50を上回った。7 月24日発表の速報値は50.1だった。

ユーロ圏経済は4-6月(第2四半期)に前期比横ばいとなって1 年半にわたるリセッションから脱し、7-9月(第3四半期)にプラス 成長に回復すると見込まれている。7月の景況感指数は改善し、1年3 カ月ぶり高水準に達したほか、製造業の設備稼働率はここ1年余りで最 も高い。

INGグループ(アムステルダム)のユーロ圏シニアエコノミス ト、マルティン・ファンフリート氏は「ユーロ圏が間もなくリセッショ ンから脱する公算はどんどん大きくなっているようだ」と述べた上で、 「だが、さらなる財政緊縮が控え、失業率が高止まりし一段と悪化する 可能性もあるほか、住宅市場が引き続き低迷し与信が引き締まっている 状況も一部にあり、多くのユーロ参加国で消費者と企業が慎重なままで いる根拠は多い」と語った。

前日発表されたユーロ圏雇用統計によれば、6月の失業率は12.1% と、前月と同水準にとどまった。これは過去最悪。

マークイットが先月24日発表した7月のユーロ圏サービス業景気指 数の速報値は49.6と、前月の48.3から上昇。サービス業と製造業を合わ せた総合景気指数は50.4と、1年半ぶり高水準に達した。両指数の改定 値は5日に発表される。

原題:Euro-Area Manufacturing Output Contracts Less Than Estimated(抜粋) Eurozone July Final Manufacturing PMI (Table)(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg. Editors: Peter Chapman, Jones Hayden

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