米ゴールドマン、インド株の売り勧める-資本流出が深刻化

インドの資本流出が7月にさらに進 んだことで、ゴールドマン・サックス・グループはインド株の保有縮小 を勧めた。通貨ルピーを下支えするためのインド準備銀行(中央銀行) の対応は同国の景気低迷を悪化させる恐れがある。

ブルームバーグが集計したデータによると、外国勢による対内債券 投資は6月に過去最高の54億ドル(約5300億円)の売り越しとなったの に続き、7月は30日時点で20億ドルの売り越し。この2カ月間の株式投 資は28億ドルの売り越しと、2008年11月の世界的な金融危機以来最大を 記録した。ゴールドマンは7月31日付リポートでインド株の投資判断を アンダーウエートに引き下げた。

米連邦準備制度理事会(FRB)の刺激策縮小でインドは経常赤字 への対応が厳しくなるとの懸念を背景に、ルピーは先月1.6%下落。8 日には過去最安値を付けた。インド中銀は7月15日、ルピー安に歯止め をかけるため政策金利の2つを引き上げたが、これは3カ月物銀行間金 利の過去最大の上昇につながった。クレディ・アグリコルCIBは7 月31日付リポートで、金利上昇は経済に打撃を与え、通貨安が進む要因 となり、「悪循環」を引き起こす可能性があると警告した。

ゴールドマンのアナリスト、スニル・コウル氏(香港在勤)は「最 近の取引データは低調で、投資需要が上向く兆しはない」とし、「海外 での資金調達環境も厳しくなっており、中銀が流動性を引き締める要因 になっている」と説明した。

原題:Goldman Sachs Says Sell India Stocks as Capital Outflows Deepen(抜粋)

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