米国際貿易委、サムスン製携帯電話の輸入禁止で1日に判断

米アップルは韓国のサムスン電子が スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」 を「そのまま模倣した」ことを証明しようとこの2年間取り組んできた が、その証拠はあまり得られていない。その間にサムスン電子は世界最 大のスマホメーカーとなった。

米国際貿易委員会(ITC)は8月1日、サムスンの携帯電話の一 部の輸入を禁止するかどうか判断を示す。輸入禁止となればサムスンの 販売は打撃を受ける。さらに、オバマ大統領が介入しない限り4日にア イフォーンの一部などの輸入禁止が始まる。9日には連邦特別行政高裁 での控訴審で、サムスン製品の輸入禁止に関してアップル側が陳述す る。

これらの結果次第で両社が各国で繰り広げている特許紛争の形勢が どちらかに傾く可能性があるほか、係争の続行や、両社が交渉入りせざ るを得なくなることも起こり得る。ブルームバーグの集計データによる と、世界の携帯端末市場は昨年、前年比34%増の2939億ドル(約28 兆9000億円)に拡大。サムスンとアップルは同市場でのシェア拡大でし のぎを削っている。

メリーランド州ロックビルに本拠を置く調査機関センター・フォ ー・ファイナンシャル・リサーチ・アンド・アナリシス(CFRA)の 法律問題調査責任者ニック・ロデリ氏は「今は和解検討に適した時期 だ」と指摘。「和解検討に入らなければ、両社の交渉上の立場は今後、 予測不可能な係争の先行きに大きく左右され得る」と説明した。

アップルはサムスン製品の輸入禁止を求めるとともに、アップル製 品の一部を米国に輸入することを禁じたITC決定の差し止めを目指し ている。オバマ政権の介入などがない限り、アップルは来週、一部アイ フォーンとタブレット端末「iPad(アイパッド)2 3G」の一部 製品を米市場から引き揚げることが義務付けられることになる。

原題:Apple Against Samsung Over Smartphones Turns on Who Copied Whom(抜粋)

--取材協力:Jungah Lee、Joel Rosenblatt、Adam Satariano. Editors: Elizabeth Wasserman, Bernard Kohn

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