ベルルスコーニ氏への公職追放、3年に減刑-脱税事件で検察

ベルルスコーニ元首相の脱税事件を めぐるイタリア最高裁での上告審で、検察側は審理初日の30日、公職禁 止5年の原判決を3年に減刑するよう求めた。

昨年の第一審ではベルルスコーニ氏に対し公職追放5年の判決が言 い渡され、第二審でも支持されたが、アントニオ・ムラ検事はそれより も短い3年を求刑した。同検事はベルルスコーニ氏に対する有罪判決は 妥当だと強調し、最高裁にこれを支持するよう求めた。

同国連立政権でベルルスコーニ氏に忠誠を誓う議員は、同氏の有罪 が確定したら政権打倒も辞さない姿勢を示している。ベルルスコーニ氏 は2日連続で審理に出席しなかったが、全ての罪状を否認している。

下級審はベルルスコーニ氏に対して公職禁止5年のほか、禁錮4年 の刑も言い渡しているが、刑事弁護士でサレルノ大学教授のアンドレ ア・カスタルド氏によると、ベルルスコーニ氏が脱税事件で実際に収監 される公算は小さい。イタリアは刑務所の過密緩和の取り組みを進めて おり、70歳超の犯罪者に対しては刑が減免されることから、有罪が確定 しても社会奉仕や自宅監禁などになる可能性がある。

原題:Berlusconi Wins Concession From Prosecutor at Top Court (1)(抜粋)

--取材協力:Chiara Vasarri、Marco Bertacche. Editors: John Simpson, Dan Liefgreen

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