デル氏陣営:13.75ドルの買収提示額に固執せず-関係者

米パソコンメーカー、デルの創業者 のマイケル・デル氏と米投資会社シルバーレーク・マネジメントは、デ ルに対して1株当たり13.75ドルに引き上げた新たな買収提示額にこだ わっていないもようだ。事情を知る関係者が明らかにした。デル取締役 会の特別委員会はこれより先、株主承認を得るためデル氏らが提案した 株主投票規定変更を拒否した。

同関係者によると、特別委はその代わり、投票に参加できる株主数 を増やすため、株主登録基準日の変更を提案したが、デル氏とシルバー レイクの陣営は、この変更だけでは買収提案の承認を得るには不十分だ と見ている。同関係者は基準日変更提案は公表されていないとして匿名 を条件に語った。

しかし別の関係者によると特別委は、基準日変更によって承認は可 能だと判断している。これら関係者2人は、デル氏とシルバーレイク氏 が同委の代替案を受け入れるか最終的に決めていないと述べた。

S&PキャピタルIQのアナリスト、アンジェロ・ジノ氏は、「投 票規定を変更できなかったことはマイケル・デル氏にとって大きな打撃 だ。買収提示額を引き上げない限り、規定変更は実現しないだろう」と の見方を示した。

特別委は31日、デル氏側が買収提示額引き上げの条件としていた、 棄権票を反対票として数える規定を変更しないと発表。代替案とし て、13.75ドルの提示価格を維持するのであれば基準日の変更を行うと 提案した。この提案に応じなければ、デル氏側が当初提示していた 同13.65ドルでの買収案を、8月2日の株主投票にかけるとの方針を示 した。

事情に詳しい別の関係者によると、今回の特別委の代替案をデル氏 陣営が受け入れれば、株主投票は少なくとも8月末か9月初めに延期さ れる見通し。

デル氏とシルバーレイクのコメントは得られていない。現在の株主 登録の基準日は6月3日。株主投票は既に2度先延ばしされている。デ ルをめぐっては資産家のカール・アイカーン氏も、1株14ドルでの購入 提案にワラント(新株引受権)を加えた買収提案を行っている。

原題:Dell Buyout Group Said Unlikely to Pursue Deal at $13.75 (4)(抜粋)

--取材協力:David Carey. Editors: Pui-Wing Tam, Lisa Rapaport

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