【個別銘柄】東電やソフバンク上昇、TOTO急伸、旭硝子は急落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

東京電力(9501):前日比8%高の647円。4-6月純損益は4379 億円の黒字となり、前年同期の2884億円の赤字から黒字へ転換した。原 子力損害賠償支援機構から原発事故の損害賠償資金として受けた交付 金6662億円を計上したことが貢献した。料金の値上げや人件費などの削 減から、営業損失も235億円と前年同期(1088億円)に比べて赤字幅が 縮小。6月時点の自己資本は約1兆6000億円へと増加した。

ソフトバンク(9984):6.9%高の6670円。野村証券では同社マネ ジメントと米国市場ついて議論し、米スプリントが発表した月額80ドル のunlimitedプランは固定回線への通話負担が軽微な一方、複数回線や 法人向けの採算は好転すると予想した。さらにソフバンクが工事進ちょ くを管理していることが、スプリントのネットワーク工事進ちょくが改 善した最大の理由などとした。

パナソニック(6752):6.8%高の909円。4-6月純利益は前年同 期比8.4倍の1078億円だった。ブルームバーグがまとめたアナリスト予 想中央値140億円を上回り、四半期ベースの純利益としては過去最高を 達成した。年金制度の変更に伴う一時益やコスト削減が貢献した。営業 利益段階でもアナリスト予想を上回った。

TOTO(5332):15%高の1150円。2014年3月期営業利益予想を 前期比42%増の333億円(従来290億円)へ上方修正。発行済み株式総 数5.78%を上限に自己株取得も発表した。シティグループ証券では、市 場期待値を上回る上方修正、自己株式取得・消却はポジティブサプライ ズだと評価。住宅セクターでは既存株主の利益を損なう資金調達が相次 いでいただけに、株主重視の資本政策は好業績と併せて市場参加者から 歓迎されようと予想した。

東芝(6502):3.1%安の412円。4-6月営業利益は前年同期 比2.1倍の243億円だった。ゴールドマン・サックス証券では、同証予 想400億円を下回り、コンセンサスの下限に着地したと指摘。パソコ ン・テレビの赤字は想定を超過しているほか、海外事業の建て直しには 有効な手立てがなく、NAND型フラッシュメモリーも旬は過ぎたとし た。

旭硝子(5201):7.6%安の587円。13年12月期営業益見通しを1000 億円から700億円に下方修正し、ブルームバーグが集計したアナリスト 予想平均値847億円からも下振れた。建築用ガラス需要や価格水準が想 定を大きく下回る見通しであることが要因。期末配当予想も13円から5 円に引き下げ、年間配当は18円と前回予想や前期実績から8円の減額見 込み。

セイコーエプソン(6724):12%高の1370円。円安効果などから4 -6月営業損益は80億円の黒字となり、前年同期の161億円の赤字から 改善。14年3月期営業利益予想を前期比74%増の370億円へ増額した。 野村証券では、業績好調を受けて同証による業績予想を増額するととも に、目標株価を1449円から1798円へ引き上げた。投資判断は「買い」継 続。

村田製作所(6981):7.1%高の7220円。4-6月期営業利益は前 年同期比4.1倍の249億円となった。メリルリンチ日本証券では、営業利 益はコンセンサスに沿った水準でサプライズはないものの、7月の受注 は前月比で大幅に増加しているもようであるため、14年3月期会社計画 上振れ期待が再度高まる可能性が高いと指摘。株価は短期的な上昇が想 定されるとした。

NTTデータ(9613):6.3%安の33万円。4-6月営業利益は前 年同期比62%減の51億円だった。既存大規模システムの規模縮小などが 響いた。クレディ・スイス証券では、複数の不採算案件が発生、改善策 が急務だとし、通期計画は未達の可能性が高いと予想。株価へのインパ クトはネガティブで、信頼回復に時間がかかりそうだとした。

富士重工業(7270):6.4%高の2576円。きのう午後に会社側が上 方修正した14年3月期営業利益計画1980億円について、野村証券では第 1四半期の円安分しか反映しておらず、上振れ余地は大きいと分析。同 証券による通期営業利益予想を2654億円へ増額し、目標株価を従来 の2900円から3050円へ引き上げた。投資判断は「買い」。

日本ユニシス(8056):15%高の784円。4-6月営業利益は前年 同期比56%増の14億円だった。メリルリンチ日本証券では、同証の事前 予想4億円の赤字を上回る水準でポジティブと評価。受注高も600億円 と同証予想547億円を上回る水準で、第2四半期以降の売り上げ見通し に対しポジティブな内容とした。投資判断は「買い」継続。

クラレ(3405):7.2%安の1242円。1日午後に4-9月営業利益 予想を従来の270億円から260億円に減額修正した。欧州経済の回復遅れ など4-6月までの業績を踏まえたことが理由。同時に発表した4-6 月営業利益は、主力のビニルアセテートやイソプレン事業が低調だった ことが響いて前年同期比11%減の104億円だった。

オークマ(6103):5%安の689円。4-6月営業利益は前年同期 比61%減の11億円だった。欧州事業が営業赤字に転落したほか、日本、 米州が減益となった。ゴールドマン・サックス証券では、同証の事前の 営業利益予想20億円を下回る内容でネガティブ・サプライズ、受注も下 期に懸念が残る内容と指摘。目標株価を770円から700円に引き下げた。

日本ハム(2282):5.4%安の1429円。4-6月営業利益は前年同 期比13%減の44億7600万円だった。原材料・資材燃料高で加工事業本部 の営業利益が押し下げられたほか、水産・乳製品の主要原料コスト上昇 などで関連企業本部が営業赤字に転落したことが響いた。

信越化学工業(4063):3.4%高の6330円。スマートフォンや電気 自動車に搭載するリチウムイオン電池の新材料を開発した、と1日付の 日本経済新聞朝刊が報じた。電池容量を10倍に増やせるという。

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