コーン氏は政策の現実主義者-バーナンキ議長の危機対応を補佐

米連邦準備制度理事会(FRB)の 次期議長候補となる可能性が31日に浮上したドナルド・コーン前FRB 副議長は、バーナンキFRB議長の金融危機対応を補佐した政策の現実 主義者だ。

同じく次期議長候補とされるジャネット・イエレン現副議長やロー レンス・サマーズ元米財務長官とは異なり、コーン氏は大学教授出身で はない。中銀当局者として40年間を過ごしただけに、経済理論よりも経 験に導かれる可能性が高い。

ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏 はコーン氏について、「彼はセントラルバンカーだ」と指摘。「イエレ ン氏とサマーズ氏は職務上必要とされる政策決定の経験を積んできた が、そもそも異なる環境から来た人々だ」と付け加えた。

バーナンキ議長と同様にコーン氏もFRBの独立性とその権限の限 界を認識している。コーン氏が次期議長になれば、物価安定と完全雇用 というFRBの2つの責務の達成に不可欠な金融の安定に新たな重点を 置く当局の方針を継続する公算が大きい。

米民主党の議会関係者によると、オバマ大統領は31日に米議会を訪 れた際、次期FRB議長候補について議論し、サマーズ氏を擁護すると ともに、コーン、イエレン両氏も候補者となる可能性を示した。

コーン氏(70)は現在はブッキングズ研究所のシニアフェローで、 金融危機時にはバーナンキ議長の最も重要な支持者でありアドバイザー だった。2002年8月にFRB理事に就任、06年6月から10年6月まで副 議長を務めた。

原題:Kohn Is Policy Pragmatist Who Helped Bernanke Navigate Crisis(抜粋)

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