ECB:政策金利を維持-景気改善の兆候受け追加措置は温存

欧州中央銀行(ECB)は1日、政 策金利を過去最低水準で据え置いた。ユーロ圏経済に回復の兆候が見ら れることから追加の措置は控えた。

ECBはフランクフルトで定例政策委員会を開き、短期金利の調節 手段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買いオペ=レポ)の最 低応札金利を0.5%で据え置くことを決めた。ブルームバーグ・ニュー スがまとめたエコノミスト調査では63人中62人が据え置きを予想、ウェ ルズ・ファーゴ・セキュリティーズのみが利下げを見込んでいた。

ドラギ総裁は経済成長を促すことに加え、拙速な利上げはないこと を金融市場に納得させる必要がある。ユーロ圏の製造業活動は7月に2 年ぶりに拡大。景況感も改善している。一方で、企業と家計向けの融資 は6月に過去最大の落ち込みとなった。

ノムラ・インターナショナルの欧州担当シニアエコノミスト、ニッ ク・マシューズ氏は「データはECBの景気回復見通しを裏付け続けて いるが、ドラギ総裁は景気へのリスクは下振れ方向のままだと繰り返す だろう。ハト派色を強調するだろう」と述べた。

ECBは中銀預金金利と限界貸出金利もそれぞれゼロと1%で据え 置いた。

原題:ECB Keeps Rates on Hold as Economy Shows Signs of Improvement(抜粋)

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