民事再生手続き中でゲーム事業など を手掛けるインデックス(東京都・世田谷区)の事業譲渡のための一次 入札が、来週にも実施されることが分かった。事情に詳しい関係者は、 譲渡額は150億円規模に達する可能性があるとみている。

インデックスは債務超過に陥り6月に東京地裁に民事再生法の適用 を申請、7月に再生手続き開始が決まった。同社はアニメやゲームなど エンターテインメント事業を展開し、「真・女神転生」や「世界樹の迷 宮」などのゲームで知られる。複数の関係者によれば、事業価値が毀損 (きそん)する前にスポンサー企業を選定したい方針で、9月上旬にも 譲渡先が決まる見通しだ。

インデックスは1995年に設立。デジタルゲームやコンテンツ事業で 安定的に収益を獲得してきたが、海外買収案件で収益が上がらず多額の 投資損失が発生。2010年には取引先だった日本振興銀行の破綻を受け経 営難に陥った。再生手続き申し立て時の負債総額は約245億円。2月末 時点の大株主にはタカラトミーのほか、フジ・メディア・ホールディン グスなどがいる。株式は7月28日付で上場廃止になる。

インデックスは7月、事業譲渡を実施するのためのフィナンシャ ル・アドバイザーにGCAサヴィアンを起用した。申立代理人である二 重橋法律事務所の大塚和成弁護士は、入札実施を含めた事業譲渡の詳細 についてコメントを控えた。

証券監視委が調査

証券取引等監視委員会は現在インデックスを金商法違反(有価証券 報告書の虚偽記載)の容疑で調査している。同社も5月、調査委員会を 設置し、会計処理に関する調査に着手すると発表した。過年度決算にお ける繰延税金資産とその他有価証券評価差額金の過大計上を修正しなけ ればならない可能性があるという。

今回の民事再生手続きを受け、落合正美会長と落合善美社長は「一 定の目途が立った段階で」辞任する意思があるという。また、両役員は 事業譲渡が実施された場合でも譲渡先の経営に関与する意思はないとし ている。