中国:シャドーバンキング対策で前進-人民銀データが示す

中国は6月、シャドーバンキング (影の銀行)抑制で前進し、マネーサプライの伸びは鈍化した。李克強 首相は中国の金融システムにリスクを突き付けている融資ブームの抑え 込みに取り組んでいる。

中国人民銀行(中央銀行)が12日発表した6月の経済全体のファイ ナンス規模に関するデータは、新規融資が2011年9月以降で最も大きい 役割を担った一方、非伝統的な融資が抑制されたことを示した。6月の マネーサプライM2は前年同月比14%増と、5月の15.8%増から伸びが 鈍化した。

人民銀が企図した先月の流動性逼迫(ひっぱく)は投機的融資を圧 迫し、シャドーバンキングのリスクを抑え込んだ。中国政府にとって危 険なのは、金融システムを守る取り組みが景気減速の悪化を招くだけの 結果になることだ。中国の6月の輸出は市場予想に反して減少し、製造 業活動は鈍化した。

みずほセキュリティーズアジアのアジア担当チーフエコノミスト、 沈建光氏(香港在勤)は「人民銀による流動性逼迫オペレーションの影 響は明らかだ。シャドーバンキングが標的にされ、通常の銀行融資は維 持されている」と指摘。経済全体のファイナンスにおける銀行ローンの 割合の増加は「シャドーバンキング活動の大きな落ち込み」を反映して いると述べた。

李首相は成長ペースが鈍化しても、景気下支えのため融資増加の措 置は講じない考えを示唆している。

原題:China Squeezes Shadow Banking as Li Grapples With Cooling Growth(抜粋)

--取材協力:Regina Tan、Ailing Tan.