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円、対ドルで1982年来の下落幅-アベノミクスや米緩和縮小で

円相場の年初来の対ドル下落幅 は、1982年以降で最大となった。安倍晋三首相が成長促進とデフレ脱却 を目指す経済政策を実行していることが背景にある。米金融当局が金融 緩和策の縮小を検討していることもドル高・円安につながった。

ドル指数は1-6月(上期)に4.2%上昇、2010年以来で最高のパ フォーマンスとなった。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ 議長が19日に資産購入縮小の条件を説明したことが相場を押し上げた。 安倍首相の金融緩和策や景気対策を受け、日経平均株価は32%上昇し、 円の逃避需要は後退した。7月5日に米労働省が発表する6月の米失業 率は7.5%に低下すると見込まれている。

ミラー・タバクのチーフ経済ストラテジスト、アンドルー・ウィル キンソン氏は、「市場がアベノミクスによる濡れ手で粟を期待している ことから、円安が支配的なトレンドとなっている」と指摘。「投資家が アベノミクスによるプラスの効果を期待しているため年内はドル高・円 安が続くだろう」と述べた。

円はニューヨーク市場で1ドル=99円14銭と、年初来では14.3%下 落。ユーロは対ドルで1ユーロ=1.3010ドルと、年初から1.4%下げ た。円はユーロに対しては1ユーロ=128円97銭と、11.3%値下がりし た。

原題:Abe Spurs Biggest Yen Drop Since 1982 as Fed Views Stimulus End(抜粋)

--取材協力:Cordell Eddings.

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