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アップルの最新テレビCMは失敗作か-「楽しさ」欠如

利用者が米アップル製品を楽しそう に使い、男優が企業哲学を読み上げる内容の同社の最新テレビCMは、 以前のCMと比べると失敗作のようだ。

少なくとも500人の視聴者への調査を通じてテレビ広告の効果を分 析しているコンサルティング会社エースメトリックスによると、10日か ら放送中の最新CMのスコアは489にとどまり、業界平均の542を大きく 下回った。過去1年間に放映された26のアップルCMの中で最低スコア だった。アップルの過去の象徴的なCMは通常700を超えていた。

60秒間の最新CMでは、同社のタブレット端末「iPad(アイパ ッド)」を持った子どもたちが学校にいる姿が映し出され、ナレーター はアップル製品のデザインが目指すものを宣言する。このCMは、製品 の特徴をアピールする陽気なものから、品質、革新性、有用性をもたら す製品の信頼できる提供者であることを示す内容へと、アップルが広告 戦略を転換したことを表わしている。

ボストン大学のエドワード・ボーチェス教授は「アップルは決し て、自慢をするような企業ではなかった」と指摘するとともに、こうし た「マニフェスト広告」は、自堕落な印象を受けないようにするのが非 常に難しいと述べた。さらに「アップル製品の素晴らしさを伝えようと しているのだとしても、楽しさに欠ける」と付け加えた。

アップルは、韓国サムスン電子に押されて市場のシェアの伸びが鈍 化しており、広告などで巻き返しを図っている。エースメトリックスに よると、5月以降に放映されたサムスンのテレビCM8本のスコア平均 は、600を超えている。

原題:Apple’s TV Ads Touting Corporate Values Flop With Viewers (2)(抜粋)

--取材協力:Lisa Rapaport.

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