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リプロセルが上場3日目に初値、5.6倍の上昇率は06年12月以来

26日に大阪証券取引所ジャスダック 市場に新規株式公開(IPO)し、前日まで2日連続して買い気配で値 付かずのまま終えていたリプロセル株が3日目のきょう、ようやく初値 を形成した。

初値は公開価格の3200円に対し、5.6倍に当たる1万7800円。初値 上昇率は、3月13日に東京証券取引所のマザーズ市場に新規上場し、こ とし最高を記録したソフトマックスの4.2倍を上回り、2006年12月26日 に上場したeBASEの6.4倍以来の大きさに達した。

同社は03年2月の設立で、東京大学医科学研究所、京都大学と共同 研究契約を締結している。ヒト胚(はい)性幹(ES)細胞や人工多能性 幹細胞(iPS細胞)用の培養液など研究試薬、心筋細胞や神経細胞の 作製を手掛ける。培養液は、ノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥 教授にも提供している。

BNPパリバ・インベストメント・パートナーズの清川鉉徳運用本 部長は、「ビジネスモデルが堅いのが評価点だ。どの事業もキャッシュ カウになり得る。現金化しやすいビジネスといった印象で、成長ストー リーを描きやすい」と指摘。転用細胞を治験のために製薬会社に販売す る事業については、「マウスや猿などの動物を使わずに済むことから、 リプレース需要をある程度見通せる」と話した。

2014年3月期の連結業績見通しは、売上高が4億7700万円、最終損 益は6000万円の赤字。単独決算の前期はそれぞれ4億2000万円、500万 円の黒字だった。IPOに伴う公募株数は64万2000株、売り出しは84 万9200株(オーバーアロットメントによる追加売り出し19万4500株を含 む)。主幹事はSMBC日興証券。

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