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今日の国内市況(6月27日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株4日ぶり急反発、不動産中心に全業種高い-中国落ち着く兆候

東京株式相場は4日ぶりに急反発。中国の金融システム問題が落ち 着きを見せる中、投資家の過度なリスク回避姿勢が和らいだ。売られ過 ぎを示すテクニカル指標も安心感につながり、連立与党が住宅購入者へ の給付制度で合意したことを好感した不動産株を中心に、東証1部の 全33業種が高い。

TOPIXの終値は前日比29.55ポイント(2.8%)高の1098.83、 日経平均株価は379円54銭(3%)高の1万3213円55銭といずれもきょ うの高値引け。

パインブリッジ・インベストメンツの前野達志執行役員は、中国政 府の銀行に対する警告は伝わったとみられ、「銀行間取引金利の上昇が 市場の混乱を招く事態はしばらくないだろう」と予測。その上で、「足 元の日柄調整を抜ければ、日本株は再び上昇基調をたどる」との見方を 示した。

●債券は上昇、米金利低下や需給の良さで買い優勢-2年債入札は順調

債券相場は上昇。前日の米国10年国債利回りの低下や国内債市場の 需給の良さを背景に買いが優勢となり、先物や長期ゾーン主導で相場を 押し上げた。きょうの2年債入札は応札倍率が上昇するなど順調な結果 となった。

東京先物市場で中心限月の9月物は前日比6銭高の142円31銭で開 始。直後に水準をやや切り上げて、しばらく142円60銭前後でもみ合っ た。午後1時半前後から一段高となり、一時は142円77銭と日中取引 で20日以来の高値を付け、結局は44銭高の142円69銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の329回債利回 りは同1ベーシスポイント(bp)低い0.855%で始まり、いったん0.835% と20日以来の水準まで低下。午後の開始後には0.85%を付けたが、再 び0.835%に低下した。2年物の329回債利回りは0.5bp低い0.135%。5 年物の112回債利回りは2.5bp低い0.31%と14日以来の低水準。20年物 の145回債利回りは一時1.69%、30年物の39回債利回りは1.805%まで下 げ、ともに1週間ぶり低水準を付けた。

●ドル・円が98円台を回復、アジア株の一段高受けドル買いが加速

東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=98円台を回復し た。中国株の下げ止まりを受けてアジア株が全般的に高くなったのを受 けて、取引終盤にかけてドル買い・円売りが強まった。

みずほ証券の鈴木健吾FXストラテジストは、ドル・円の動きにつ いて、「日経平均株価がしっかりして400円近く上げたので、やや円安 に振れ、98円台に乗せた。中国株は軟調が続いているが、アジア株が堅 調なので円安になったのだろう」と述べた。

午前の取引では、これまで株安・円高の要因となっていた上海総合 指数が7営業日ぶりに反発して始まったのを受けて円売り圧力が強まる 場面があったものの、値幅は限定的だった。午後も午前に付けた97円87 銭と97円57銭を高値と安値としたもみ合いの展開がしばらく続いたが、 日経平均株価とTOPIXが高値で引ける局面で、ドル買い・円売りが 加速した。ドル・円は一時98円17銭を付けた。

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