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ブラジル富豪のツイッター、成功伝授の場から一転炎上

ブラジルの起業家エイキ・バチスタ 氏はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のツイッター で成功の秘訣(ひけつ)を伝授し、中南米で最も知られた億万長者とな った。ところが今では、ネット上で投資家から資産が減ったと非難され ている。

原油生産見通しが予想を下回ったことを受け、バチスタ氏が経営権 を持つ石油会社OGXペトロリオ・エ・ガス・パルチシパソンエスの株 価は今年に入って82%下落。株主はツイッターを利用して同氏を批判し ている。バチスタ氏は2010年以降、ツイッターで約2万1700件のメッセ ージを投稿。フォロワーは130万人を超える。フォロワー数は世界2位 の富豪、メキシコのカルロス・スリム氏の約6倍。1位のビル・ゲイツ 氏は約1180万人となっている。

実業家のウィリアム・マガルハエス氏(32)は昨年、OGXの株式 を購入し始めた。今年3月以降、ツイッターのアカウントを利用し、バ チスタ氏に対して情報提供の改善や少数株主の権利向上を要望。今月に なってリオデジャネイロにあるOGXの本社でルイス・カルネイロ最高 経営責任者(CEO)とロベルト・モンテイロ最高財務責任者 (CFO)との会談が認められた。

マガルハエス氏は電話インタビューで「エイキ氏と直接連絡を取り たかった。OGXにより近い存在となり、株主として支持したい」と述 べた。

「デジタルのペン」

資源関連会社を相次いで創業したバチスタ氏は12年初めに、資産評 価額が345億ドル(現在のレートで約3兆4000億円)に達して世界8位 の富豪となった。専門サイトによると、同氏はツイッター登録以降、1 日平均18件のメッセージを投稿している。昨年4月のブルームバーグテ レビジョンのインタビューでは、ツイッターを「デジタルのペン」と表 現し、フォロワーの教育やスタッフの募集に活用していると語ってい た。

OGXは1年前、ブラジル沖合の2鉱区の原油生産量が予想を下回 っていると発表。これをきっかけに風向きが変わった。さらにバチスタ 氏が経営権を持つ上場企業6社のコストや売上高、生産実績が投資家の 信頼感低下につながり、同氏の資産評価額はピークだった12年3月と比 較して約300億ドル落ち込んだ。

原題:Twitter Bites Back Batista in 82% Share Plunge: Corporate Brazil(抜粋)

--取材協力:Alex Cuadros.

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