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ブラジル:資本規制策さらに解除-レアル安に歯止めかからず

ブラジルは自国通貨レアルの下落に 歯止めをかけるため、資本規制をさらに解除する。レアルは主要通貨の 中で最も大きく下げている。

ブラジル中央銀行は国内銀行のドルの売り持ちに適用していた準備 率を7月1日から撤廃する。ブラジル政府は今月、通貨デリバティブ (金融派生商品)取引と海外投資家による国内債券投資に課していた IOF税(金融取引税)を廃止している。

マンテガ財務相が「通貨戦争」と称した先進国の政策から自国の製 造業を守るため2010年に資本規制策を導入したブラジルだが、今はその 解除を進めている。米連邦準備制度理事会(FRB)が債券購入プログ ラムを縮小するとの懸念に加え、鈍い経済成長とインフレ加速を背景 に、ブルームバーグが調査する主要通貨の中でレアルはここ1カ月の下 げ率が最も大きい。レアル安は輸入コストの上昇を招き、インフレをあ おる恐れがある。

4キャストの中南米担当シニアエコノミスト、ペドロ・トゥエスタ 氏は電話インタビューで準備率廃止について、「短期的な効果はあるか もしれないが、全体的な流れに歯止めをかけることはできないだろう」 と指摘。「この措置はトレーダーによるドル買い持ち解消を意味しな い」と述べた。

レアルはここ1カ月、対ドルで7.3%下落。25日の外国為替市場で は、前日比0.6%高の1ドル=2.2139レアルで終了した。

原題:Brazil Further Dismantles Capital Controls as Real Weakens (1)(抜粋)

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