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iPSのリプロセル、上場初日は買い気配-山中教授に培養液

大阪証券取引所のジャスダック市場 にきょう新規株式公開(IPO)したリプロセル株は、終日買い気配が 続き、公開価格(3200円)の2.4倍に当たる7520円買い気配のまま、上 場初日の取引を終えた。

同社は2003年2月の設立で、東京大学医科学研究所、京都大学と共 同研究契約を締結している。ヒト胚(はい)性幹(ES)細胞や人工多能 性幹細胞(iPS細胞)用の培養液など研究試薬、心筋細胞や神経細胞 の作製を手掛ける。培養液は、ノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸 弥教授にも提供している。

2014年3月期の連結業績見通しは、売上高が4億7700万円、最終損 益は6000万円の赤字。単独決算の前期はそれぞれ4億2000万円、500万 円の黒字だった。

水戸証券投資情報部の岩崎利昭チーフオフィサーは、「夢を重視 し、iPSというキーワードに買いで反応している投資家が多い」と指 摘。動物実験の必要性がないことから、「顧客層が製薬会社のほか、化 粧品会社などにも拡大する可能性がある」点は期待を持てると言う。一 方、市場が大きい米国を中心に海外事業の開拓余地はあるが、「海外に はライバル企業も多い」としていた。

IPOに伴う公募株数は64万2000株、売り出しは84万9200株(オー バーアロットメントによる追加売り出し19万4500株を含む)。主幹事は SMBC日興証券が務めている。

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