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西村内閣府副大臣:経済に楽観的見通し、株へ反映期待-インタビュー

西村康稔内閣府副大臣は、日本経済 は堅調で今後についても「楽観的な見通し」を持っており、株式市場は やがてこうした基調を反映した動きになるとの期待感を示した。株価の 乱高下などは米国の金融政策や中国経済の動向など「外部要因」から相 当な影響を受けていると見ている。25日のブルームバーグ・ニュースの インタビューで語った。

西村氏は日本経済について「足元は非常にいい」と指摘。その上 で、市場動向に関して「7月の参院選で勝利できれば安定政権になる し、法律が確実に成立しやすい環境になる。参院選後から秋にかけて、 政権の意思の強さが分かってもらえればしっかり評価してもらえる」と の見方を明らかにした。

参院選は7月4日公示、21日投開票の日程で行われる見通し。自 民、公明の連立与党は東京都議選で候補者全員を当選させた。参院選で も勝利して非改選と合わせ過半数を確保し、参院で野党が多数を占める 「ねじれ」の解消を目指している。

大胆な金融政策などを掲げる第2次安倍晋三内閣の誕生前後から株 価は上昇。日経平均株価は一時、1万5000円台後半をつけた後、乱高下 を開始し、6月13日には1万2445円38銭と4月4日の水準(1万2634 円54銭)をも割り込んだ。25日のTOPIXの終値は前日比10.98ポイ ント(1%)安の1078.66、日経平均株価は93円44銭(0.7%)安の1 万2969円34銭。

日銀

西村氏は1962年10月生まれの50歳。旧通産省を経て2003年の衆院選 で初当選。現在4期目。09年の自民党総裁選にも出馬した経験がある若 手リーダーの1人。昨年12月誕生の第2次安倍政権では内閣府副大臣と して成長戦略の策定に関わった。28日にはニューヨークで開かれる日本 の成長戦略に関する講演会に参加。同会合には浜田宏一内閣官房参与 (エール大学名誉教授)も出席する。

西村氏は日銀の金融政策に関しては「日銀がきめ細かに市場とのコ ミュニケーションを図りながら、ぶれずに対応してくれている。必要に 応じて必要な対策を取られると思う」と述べた。

債券市場については「国債に対する信認をしっかり守らなければい けない。8月には財政規律をしっかり守るという意味での中期財政見通 しを出すので、これは金利が安定する方向に働く」と指摘した。

円安

西村氏は1月24日のインタビューで、為替相場について「あまり数 字は言わない方がいいと思う」としながらも、浜田内閣官房参与が1ド ル=100円でも問題ないとの見解を示していたことについて「浜田先生 も100円でなんの問題もないと言われているが、私自身の認識も共通し ている。今の90円前後のレベルで円高修正は進んだかと言われると、ま だ終わっていないという認識だ」と語っていた。

ただ、今回のインタビューで西村氏は為替相場の水準については 「コメントできない」と述べるにとどめた。

為替相場は5月には一時は1ドル=103円台まで円が売られが、そ の後、株安と連動する形でドル売り・円買いに転じ、6月13日には1ド ル=93円台に突入。日本銀行が異次元緩和を打ち出した4月4日以来の 円高値を記録した。26日午前9時過ぎ現在は98円台前半で推移してい る。

--取材協力:. Editors: 杉本 等, 淡路毅

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