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ドラギ総裁:ECBの緩和政策は依然正当-不透明感を指摘

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総 裁は25日、ユーロ圏経済の状態が引き続き緩和的な金融政策を必要なも のにしているとの認識を示した。

ドラギ総裁はベルリンでの講演で、「物価安定は確保されており、 全体的な景気見通しは依然として緩和的な政策姿勢を正当化するもの だ」とし、「金融による景気刺激策と金融市場の改善を支えに、年内に 回復が始まると考えている」と語った。

バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長が先週、資産購入 を2014年半ばには終了させる可能性を示唆したことを受けて、債券相場 が下落した。ドラギ総裁はまだ利用されていないECBの債券購入プロ グラム、アウトライト・マネタリー・トランザクション(OMT)を擁 護し、プログラムの存在はボラティリティの抑制に寄与する可能性があ ると指摘した。

「緊密に結びついている世界経済の中でわれわれの管轄外にある金 融政策姿勢が変わる可能性があり、それに伴う不透明感が高い現在は、 OMTがさらに不可欠になっていると言えるだろう」と語った。

クーレECB理事もこの日、緩和的な政策の出口は遠いと述べた。

ドラギ総裁は講演で、OMTは危機に見舞われた諸国ばかりではな くユーロ圏の中核国にも恩恵をもたらしたとの考えを示した。「OMT の発表は中核国のリスクを低下させた。ユーロ圏崩壊のリスク、その場 合に決済システム、ターゲットのバランスから生じるリスク、質への逃 避によって市場金利が歪められるリスクが軽減された」と説明した。

金融政策が成長の土台を築いた後、政府が競争力向上や経済活動を 促すような方法での財政健全化に取り組まなければならないと促した。 「非生産的な歳出を抑え、信頼できる中期的財政計画の詳細をまとめ、 経済活動、特に雇用創出を妨げている税負担を軽減することで、成長を 促す形の財政再建は可能になる」と論じた。

原題:Draghi Says Economy Still Warrants ECB’s Accommodative Policy(抜粋)

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