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シンガポールのオフィス賃貸、回復の兆し-新テナント開拓で

シンガポールの賃貸オフィス市場は 長いこと銀行が主な借り手だったが、ここにきてテナントの顔ぶれが多 様化してきている。賃料が3年にわたって低迷していた商業不動産市場 は徐々に上向きつつある。

不動産ブローカーのCBREグループとクシュマン・アンド・ウェ ークフィールドによると、最高クラスの物件の賃料は今年上昇に転じる 可能性がある。CBREによれば、シンガポールのオフィス空室率は1 -3月(第1四半期)に5.1%と、2008年9月以来の低水準となった。

キャピタコマーシャル・トラストやサンテック・リアル・エステー ト・インベストメント・トラストなどの不動産所有者は、賃料が3年ぶ り低水準に落ち込んでいることを利用し商品取引会社や法律事務所、ソ フトウエア会社などを呼び込んでいる。欧州債務危機のあおりで金融サ ービス会社が拡大計画を縮小する一方で、こうした新たな借り手が進出 してきている。

アジア太平洋地域で25億ドル(約2450億円)相当の不動産資産を所 有するアビバ・インベスターズ・アジアの戦略・調査担当バイスプレジ デント、エリシア・チェ氏は「シンガポールのオフィス市場は多様性を 見せつつある」と指摘。「われわれは転換点にいる。物件供給がストッ プし、需要は若干上向き、空室率は低下し、賃料は下げ止まりつつある という転換点だ」と述べた。

原題:Singapore Offsets Fewer Bankers as Vacancies Tumble: Real Estate(抜粋)

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