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【M&A潮流】テスラ、身売りの可能性は微妙-株価評価高い

買収標的との観測が絶えない米電気 自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズは米政府融資を5月に返 済し、身売りを妨げる障害が1つなくなった。ただ、テスラが世界でバ リュエーション(株価評価)が最も高い自動車メーカーであることが買 い手候補にとっては問題だ。

政府融資の取り決めにはテスラの身売りを制限する文言が盛り込ま れていた。しかし、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はテス ラ売却に乗り気でない可能性があり、買い手は創業10年で初の黒字決算 を達成した会社に最高額を支払わざるを得ないと予想されるため、テス ラの買収が差し迫って行われることはなさそうだ。

ブルームバーグの集計データによると、テスラの今年の予想利益に 基づく株価収益率(PER)は816倍と、時価総額が50億ドル(約4900 億円)を上回る自動車メーカーでは最も高い。ロバート・W・ベアード によれば、テスラの自動車販売が今後拡大すれば、520億ドルの手元資 金を持ち、自動車技術に投資している米グーグルなど多様な買い手を引 き付ける可能性がある。テスラに初期投資したスティーブ・ウェストリ ー氏は、従来型の自動車メーカーの関心を引く可能性もあると指摘して いる。テスラの現在の時価総額は約120億ドルに達する。

原題:Tesla Takeover Turns Tenuous Given Priciest Valuation: Real M&A(抜粋)

--取材協力:David Welch、Brian Womack.

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