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日本株続落、中国安受け午後下げ拡大場面-資源や素材、機械

東京株式相場は続落。中国上海株が およそ4年半ぶりの安値水準まで下げを拡大し、中国経済や金融システ ムの先行きが不安視された。石油や鉱業など資源関連株、鉄鋼など素材 関連株のほか、中国景気動向の影響を受けやすいコマツやダイキン工業 といった機械株も安い。

TOPIXの終値は前日比10.98ポイント(1%)安の1078.66、日 経平均株価は93円44銭(0.7%)安の1万2969円34銭。

大和住銀投信投資顧問の岩間星二ファンドマネジャーは、「中国の 情勢は見通しづらく、経済も好転するイメージができない」と指摘。中 国関連の銘柄を中心に日本株も影響を受けるため、「新興国の株式市場 が落ちつくまでは、日本株も上昇に転じるのは難しい」と見る。

中国では、HSBCホールディングスやゴールドマン・サックス証 券などが経済成長見通しを相次ぎ引き下げているほか、銀行間取引金利 の上昇を受け、銀行の資金繰り懸念が高まっている。中国人民銀行(中 央銀行)は24日、与信拡大に伴うリスクの管理を銀行に求めたものの、 市場では、流動性逼迫(ひっぱく)について政策当局者が対応しないこ とを示唆するものと受け止められた。

きょうの日本株は、午前の取引ではTOPIX、日経平均ともに前 日の終値を挟んだ方向感に乏しい展開が続いたものの、昼休み時間帯に 中国株が下げ足を強めると、日本株も連れ安する展開となり、日経平均 の下げ幅は一時300円を超えた。ただ、TOPIXの予想PERが13.8 倍まで低下するなど、米国株との比較などで割安感も出ていることから 下値を買う動きも出て、終盤にかけやや値を戻した。

上海指数は09年1月来の安値

アジア株式市場では、中国本土の上海総合指数が一時5.8%安と連 日で5%を超える下げを記録。昨年12月安値を大きく下抜け、09年1月 以来の安値水準に沈んだ。投資家のリスク回避姿勢が強まり、他のアジ ア市場にも売りが波及、韓国総合株価指数が一時1.6%安、台湾の加権 指数が1.2%安となった。

東証1部33業種はパルプ・紙、空運、電気・ガス、その他金融、石 油・石炭製品、鉱業、機械、証券・商品先物取引、情報・通信など30業 種が下落。水産・農林、海運、精密機器の3業種は高い。個別ではコマ ツやダイキン工、日立建機、SMCなど機械セクターを中心とした中国 関連銘柄への売りが目立った。

東証1部の売買高は概算で27億1281万株、売買代金は2兆2804億 円、値上がり銘柄数は368、値下がり1266。国内新興市場では、ジャス ダック指数が2.3%安の86.91と続落、東証マザーズ指数が3%安 の702.00と3日続落した。

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