NY原油:反発、洪水でカナダのパイプラインが輸送停止
Mark Shenkニューヨーク原油先物相場は4営業 日ぶりに上昇。カナダのアルバータ州でパイプライン3本が洪水の影響 で輸送停止となったことから、買いが入った。
パイプラインを運営するエンブリッジによると、再稼働のめどはま だ立っていない。米エネルギー情報局(EIA)のデータによると、カ ナダは米国の原油輸入源としては世界最大。
みずほセキュリティーズUSA(ニューヨーク)の先物部門ディレ クター、ボブ・ヨーガー氏は「市場はアルバータの状況をひどく心配し ている」と指摘。「洪水の影響は当初思っていたよりひどそうだ。カナ ダ産原油が輸入されないことで、ウェスト・テキサス・インターミディ エート(WTI)などの油種の需要が高まるはずだ」と続けた。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物8月限は前営業 日比1.49ドル(1.59%)高の1バレル=95.18ドルで終了。一時は92.67 ドルまで下げ、4日以来の安値を付けていた。
原題:WTI Crude Climbs After Flooding Shuts Alberta Pipelines to U.S.(抜粋)
--取材協力:Grant Smith.
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