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ニューヨーク連銀総裁:金融当局の緩和不十分、責務果たせず

ニューヨーク連銀のダドリー総裁は 米国の景気回復が予想を下回っていることについて、金融当局は物価安 定と最大限の雇用という2大責務を果たせなかったと述べた。

ダドリー総裁は23日、スイスのバーゼルで講演し、2008年と2009年 に極めて緩和的な政策へと「積極的な転換」を図り、緩和策が経済成長 を押し上げ、住宅市場を支えてきたが景気回復のペースは「常に予想を 下回ってきた」と指摘した。講演原稿は24日にニューヨーク連銀のウェ ブサイトに掲載された。

同総裁は「米金融当局は雇用とインフレ目標の達成には至っていな い」と述べ、「後になりあらためて考えてみると米国の金融緩和措置は 歴史的な基準から見れば積極的だったが、経済の状況と照らし合わせて みると、十分に緩和的ではなかったことが示唆される」と続けた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は先週の金融政策会合で月 間850億ドルの資産購入継続を決定した。政策金利は2008年12月以降、 事実上のゼロ金利で推移しているが米国の失業率は4年以上にわたっ て7.5%かそれを上回る水準が続いている。

バーナンキ議長はFOMC会合後の記者会見で「入手するデータが この経済予測と大まかに一致すれば、年内に購入ペースを緩めるのが適 切だと委員会は現在のところ見込んでいる」と述べた。

ダドリー総裁はまた、金融政策が効果的に目標を達成する上で金融 の安定は「必要条件」だと述べ、「金融危機で学んだ最大の教訓は、金 融が不安定な時に金融政策は適切に機能しないということだ」と続け た。

原題:Dudley Says Fed Fell Short of Goals With Insufficient Stimulus(抜粋)

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