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アジア・太平洋株式サマリー:中国株大幅安、香港・印株も下落

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。中国の経済成長が流動性逼迫(ひっぱく)で 損なわれるとの懸念が広がる中、中国本土の株式相場が下落したのに伴 い、ハンセン中国企業株(H株)指数は約1年8カ月ぶりの安値となっ た。

中国3位の銀行、中国農業銀行(1288 HK)は2.9%安。売り上げ の73%を北米で稼ぐ電動工具メーカーのテクトロニック・インダストリ ーズ(創科実業、669 HK)は5.8%安。先週の原油相場下落を受けて、 中国最大の海洋油田会社、中国海洋石油(CNOOC、883 HK)は3% 下げた。靴小売りで中国最大手の百麗国際(1880 HK)は7.3%下落。 BNPパリバが目標株価を引き下げた。

ハンセン指数は前週末比449.33ポイント(2.2%)安の19813.98で 終了。構成50銘柄中、48銘柄が値下がりした。H株指数は同3.2%安 の8938.63と、2011年10月10日以来の安値で引けた。

RBCインベストメント・マネジメント(アジア)のアジア株式責 任者、武田洋二氏(香港在勤)は、世界の株式相場には全般的な弱さが あり、特に中国では短期的に流動性が逼迫し、当局の政策スタンスが懸 念されていると述べた。

【中国株式市況】

中国株式市場では、上海総合指数が約4年ぶり大幅安となり、 CSI300指数は弱気相場入りした。中国人民銀行(中央銀行)が投機 的融資の抑制に向けた取り組みを維持する方針を示唆したほか、ゴール ドマン・サックス・グループが流動性逼迫(ひっぱく)が成長を損なっ ているとの見方を示したことが影響した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動して いる上海総合指数は前週末比109.86ポイント(5.3%)安の1963.24で終 了、2009年8月31日以来の大幅な下げとなった。上海、深圳両証取のA 株に連動しているCSI300指数は前週末比6.3%安の2171.21。2月6 日に付けた終値ベースでの今年の高値2775.84から22%下落した。

中国民生銀行(600016 CH)と平安銀行(000001 CH)はいずれも 約10%下落。金融株の指数は7.6%安と、業種別で最大の下げとなっ た。人民銀は金融システムの流動性は妥当な水準だとの認識を示し、与 信拡大に伴うリスクの抑制を市中銀行に促したことを明らかにした。

万科企業(000002 CH)を中心に、不動産株も下落。万科企業 は8.8%安となった。銅生産の江西銅業(600362 CH)は2010年以来の大 幅な下げ。ゴールドマンと中国国際金融(CICC)は13年の中国の成 長率予想を引き下げた。

ABNアムロ・プライベート・バンクのアジア株調査責任者、ダフ ネ・ロート氏(シンガポール在勤)は「市場が懸念しているのは政府と 人民銀が改革続行を真に望んでおり、中小の企業や銀行の多くが生き残 れないかもしれないということだ」と分析。同氏は「長期的に経済にと って良いことが、短期的には市場にとって良くない場合がある」と語っ た。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落し、指標のセンセックス30種指数は10週間ぶ り安値を付けた。ルピー下落に加え、海外勢によるインド株の売越額が ほぼ2年ぶりの高水準に膨らんだことが手掛かり。

ボンベイ証券取引(BSE)のセンセックス30種指数は前週末 比233.35ポイント(1.2%)安の18540.89で引けた。終値としては4 月15日以来の安値。インド最大のエンジニアリング会社、ラーセン・ア ンド・トゥブロは約2カ月ぶりの安値まで売り込まれた。たばこメーカ ーのITCは5営業日続落となった。

先週まで7週間続落してきたルピーは、この日も対ドルで0.8%下 げた。海外勢が保有するルピー建て証券は月初来で46億ドルの売り越し となっている。米金融当局が刺激策を縮小するとの観測が背景にある。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比69.66ポイント(1.5%)安の4669.14。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比23.82ポイント(1.3%)安 の1799.01。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比35.28ポイント(0.5%)安の7758.03。

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