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新興市場株が1年ぶり安値、中国株は弱気相場入り-債券下落

24日の新興市場国の株式相場は1年 ぶり安値に下落した。中国人民銀行(中央銀行)が融資抑制に向けた取 り組みを維持する方針を示唆したことを受け、同国株の指標である CSI300指数は弱気相場入りした。債券利回りは急上昇し、通貨は下 落。トルコ・リラは少なくとも1981年以降で最低の水準を付けた。

MSCI新興市場指数は前週末比1.9%安の883.34。1月3日の高 値から下落率は18%に拡大した。CSI300指数は前週末比で6.3%下 げ、年初来高値からの下落率は22%。上海総合指数は2009年8月以降で 最大の下げを演じた。トルコ・リラは6営業日連続安となり、ロシア の2030年償還ユーロ債の利回りは1年半ぶりの高水準に跳ね上がった。 JPモルガン・チェースによると、新興市場債の米国債に対する利回り 上乗せ幅は11カ月ぶりの高水準に達した。

人民銀は中国の金融システムの流動性が妥当な水準だとの認識を示 すとともに、市中銀行に対して与信拡大に伴うリスクを抑制するよう促 した。米ゴールドマン・サックス・グループは流動性不足が成長に悪影 響を及ぼしていると指摘。米格付け会社ムーディーズ・インベスター ズ・サービスは、少なくとも10年で最悪の流動性不足が銀行間市場への 依存の大きい中小銀行の財務力の重しになる恐れがあると分析した。

BB&Tウェルス・マネジメントの運用担当者、ウォルター・ヘル ウィグ氏は「中国に関して金融構造がこれまで考えられていたほど健全 かどうかについての情報が多く出てきている」と述べ、「これら全ての 情報が要約されて新興市場を圧迫している」と指摘した。

原題:Emerging Stocks Sink to One-Year Low as China Enters Bear Market(抜粋)

--取材協力:Michael Patterson.

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