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モルガンSの元アナリスト、不動産再生事業に転身-戦略実践

米モルガン・スタンレーで住宅市場 戦略の責任者を務めていたオリバー・チャン氏は昨年、同社を退社し た。差し押さえられた住宅に投資して賃貸用物件とする推奨戦略を自ら 実践するためだった。同氏は今やアトランタ屈指の不動産所有者となっ た。

チャン氏(37)はシルバン・ロード・キャピタルを運営。同社が先 週末に投資家宛てに送付し、ブルームバーグが入手した書簡によると、 同社は住宅の取得・再生費用として5億ドル(約490億円)を超える資 金を保有し、米国各地の他都市にも事業を拡大しつつある。

元アナリストのチャン氏は2011年7月、6ページにわたるリポート で、大恐慌以降で最悪の不動産市場崩壊が米国をいかにして「不動産賃 貸中心の社会」へと移行させるかについて分析。米プライベートエクイ ティ(PE、未公開株)投資会社カーライル・グループなどから投資を 獲得している。

チャン氏は一戸建て住宅の賃貸が集合住宅賃貸のような大規模なビ ジネスになる可能性があることについては予測していたが、ウォール街 の金融機関から融資を受けたPE投資会社が、住宅差し押さえが急増し た地域への投資をこれほど急速に拡大するとは予想していなかった。こ の動きにより、住宅価格は過去7年で最も速いペースで上昇している。

チャン氏はアトランタからの電話インタビューで「住宅取得のペー スの速さには本当に驚いている。資金が大量に流入している」と述べ た。

PE投資会社ブラックストーン・グループは昨年4月以降、大都市 圏13カ所の不動産約3万件に計50億ドルを投資。賃貸不動産の購入で米 最大の企業となっている。ドイツ銀行などの金融機関から計36億ドルの 融資を受けている。

原題:Morgan Stanley Analyst Swaps Research for Home Rehab: Mortgages(抜粋)

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