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日本債務GDP比600%も、50年までに金利2p上昇で-BIS

高齢者に関連する支出が増大する中 で、先進諸国が借り入れコストの上昇に見合う成長ペースを維持できな ければ、債務が膨れ上がる危険があると国際決済銀行(BIS)が警告 した。

BISは24日公表した年次報告書で、日本のケースで高齢化に伴う 政府支出が今後も抑制されず、借り入れコストが2ポイント上昇した場 合、公的債務の国内総生産(GDP)比率が2050年までに600%に拡大 すると予測。米国の債務も同様の状況下で、GDP比200%にほぼ倍増 するとの見通しを示した。

米国については、医療費と年金に関連する政府債務のGDP比率 が13年から40年の間に先進国で最大の9ポイント拡大すると予想してい る。

年次報告書は「幾つかの主要国は現在、歴史的な低金利の恩恵を受 けているが、同時に債務水準の増大で金利上昇の影響も受けやすくなっ ている。低金利を経験している国々は、成長率調整後の金利が上昇すれ ば、財政再建の必要性が一段と高まる」と指摘した。

また、幾つかの主要国で「金利が上昇する一方、GDP成長率がこ れに追いつくペースで加速しなければ、財政の持続可能性がさらに損な われる」と指摘。「金利動向にかかわらず、高齢化に伴う支出で債務は 増大の方向にやがて向かうと予想されるが、金利が上昇すればそれがず っと早まる」と分析した。

国際通貨基金(IMF)によれば、日本の債務は今年、GDP 比245.4%に達する見込み。英国は93.6%となり、米国は今年 が108.1%、来年が109.2%と予測している。

原題:Increasing Bond Yields Risk Debt Spiral in U.S., Japan, BIS Says(抜粋)

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