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東京都議選で与党が過半数回復、参院選での「ねじれ」解消に弾み

23日投開票された東京都議会議員選 挙(定数127)で自民党は59人、公明党が23人の候補者全員が当選して 連立与党で過半数を確保、自民党は都議会第1党の座を奪回した。参院 選(7月4日公示、21日投開票見通し)の「前哨戦」で大勝したこと で、安倍晋三政権にとって参院で野党が多数派を占める「ねじれ」の解 消に向け、弾みがついた形だ。

東京都選挙管理委員会によると、42選挙区127議席のうち、自民は 現有39から59に増加、公明は同23を維持、連立与党の合計では82と過半 数を上回った。 民主は現有43から15と大幅に後退。共産党は同8か ら17と倍増させ、自民、公明に次ぐ第3党に躍進した。みんなの党も同 1から7へ大幅に上積みしたが、日本維新の会は同3から2に議席を減 らした。投票率は43.50%と4年前の54.49%より10.99ポイント低下し た。

都議選が終了したことで各党は参院選モードに突入する。自民、公 明両党が参院での過半数確保へ勢いをつける一方、野党第2党の民主党 は海江田万里代表のおひざ元でもある都議選で大敗したことで態勢の立 て直しが急務となる。

菅義偉官房長官は24日午前の記者会見で、都議選で自民、公明の候 補者が全勝したことについて「これ以上ない結果となり、安倍政権に対 するありがたい評価をしてもらった」と指摘。参院選でも「経済の再生 を前面に掲げながら戦っていくのは当然だ」との認識を示した。

参院選

自民党の石破茂幹事長はNHKの開票速報番組に出演し、都議選の 結果が参院選に与える影響について「一種の先行指標という意味合いを もっているので、弾みはつくと思う」と指摘。公明党の井上義久幹事長 も同番組で参院選では「政治の安定」を訴え、非改選と合わせ与党で過 半数確保を目指す考えを示した。

これに対し、民主党の細野豪志幹事長は同番組で今後の対応につい て「都議選と参院選は一体の選挙だ。今回の結果をしっかりと受け止め て参院選にしっかりと備えたい」と語った。共産党の市田忠義書記局長 は「私たちの訴えが都民の共感を呼んだ。前進の流れを参院選で全国に 広げたい」と訴えた。

一方、安倍首相は23日夜、都議選について「半年間の政権の実績に ついて一定の評価はもらったのだろうと思う。一日も早く多くの方々 に、だんだん景気が回復してきたな、ということを実感してもらえるよ うに全力を尽くしていきたいし、実績を残していく中において参院選の 勝利を目指したい」と記者団に語った。首相の発言場面はNHKが中継 した。

--取材協力:Isabel Reynolds. Editors: 杉本 等, 上野英治郎

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