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今日の国内市況(6月20日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株反落、米緩和の縮小見据え不動産や鉱業、機械安い

東京株式相場は反落。米国の量的金融緩和策が年内にも変更される 可能性が浮上し、リスク資産に流れていた国際的な投資マネーが巻き戻 されるとの懸念が広がった。中国の経済指標が低調だった影響も重な り、不動産など流動性相場の恩恵を受けやすい業種が売られ、鉱業など 資源関連、機械など輸出関連株も安い。

TOPIXの終値は前日比14.76ポイント(1.3%)安の1091.81、 日経平均株価は230円64銭(1.7%)安の1万3014円58銭。

富国生命保険の山田一郎株式部長は、「米緩和縮小は避けて通れな い道だ」と指摘。米国のファンダメンタルズが良くなっていることの裏 返しでもあるが、目先は「グローバルな流動性への影響度合いに疑心暗 鬼になる」と話した。

●債券反落、FRB議長発言で米QE縮小観測-日銀オペ後に再び売り

債券相場は反落。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議 長が量的緩和(QE)縮小の開始時期に言及し、米国債が大幅下落した 流れを引き継いで売りが先行した。その後は下げ幅を縮めたが、日本銀 行が長期国債買い入れオペの結果を発表した後に再び売りが優勢となっ た。

東京先物市場で中心限月の9月物は前日比58銭安の142円41銭で始 まり、直後に142円37銭まで下落した。午前10時10分の日銀金融調節で 国債買い入れオペが通知されると3銭安まで下げ渋ったが、午後は再び 下落。142円60銭前後でもみ合いとなり、41銭安の142円58銭で引けた。

BNPパリバ証券の藤木智久チーフ債券ストラテジストは、米連邦 公開市場委員会(FOMC)の決定やバーナンキFRB議長の発言を受 けて、昨日の終値0.80%近辺から修正の動きで売りが優勢と指摘。「午 前は日銀の国債買い入れオペが入ったことで相場は持ち直したものの、 午後に入って再び値を下げている」とも話した。

●ドル続伸、米量的緩和縮小を意識-対円で7営業日ぶり高値更新

東京外国為替市場ではドルが続伸。米連邦公開市場委員会 (FOMC)声明やバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の 会見を受け、米量的緩和の年内縮小の可能性が意識される中、ドルは前 日の海外市場に続いてほぼ全面高となった。対円では7営業日ぶりの水 準まで上昇した。

ドル・円相場は一時、1ドル=97円76銭までドル高が進行。流動性 縮小への不安から日本株が下落する中、96円21銭まで円が買われる場面 も見られたが、ドルの下値は高く、午後には前日の海外市場で付けた今 月11日以来のドル高値(97円03銭)を更新した。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラ テジストは、米量的緩和について「これまで曖昧模糊として市場が疑心 暗鬼だった段階的減額のロードマップが、具体的なイメージを伴って青 写真として提示されたので、それを素直に織り込めばドル買いというこ とだ」と指摘。「特にベースマネー倍増2カ年計画が始まってまだ数カ 月という日本の金融政策の未来予想図は、今回バーナンキ議長が提示し た青写真と比べて明らかに激しい緩和という状況になる」と話した。

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