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6月19日の米国マーケットサマリー:ドルと利回りが上昇、株は反落

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3277   1.3392
ドル/円             96.53    95.33
ユーロ/円          128.16   127.67


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       15,112.19     -206.04   -1.3%
S&P500種           1,628.93     -22.88    -1.4%
ナスダック総合指数    3,443.20     -38.98    -1.1%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .31%        +.04
米国債10年物     2.33%       +.14
米国債30年物     3.40%       +.06


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,374.00    +7.10     +.52%
原油先物         (ドル/バレル)   97.86      -.58     -.59%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルが下げを埋める展開。連邦公開 市場委員会(FOMC)は月間850億ドルの債券購入ペースを維持する と表明し、経済へのリスクは低下したとの認識を示した。

ドルは対ユーロ、対円で上昇に転じた。FOMCは労働市場とイン フレの見通しの変化に応じて、資産購入ペースを加速あるいは減速させ る用意があると再度表明した。これより先、ユーロは対ドルで2月以来 の高値に接近し、円は堅調に推移していた。

ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズの市場アナリ スト、ジョー・マニンボ氏(ワシントン在勤)はFOMC声明発表前の 段階で、「この先数年の経済が改善を続けるとの見方であれば、ドルに はプラスと受け止められるだろう」と指摘。「米経済統計ではファンダ メンタルな力強さが多く見られる」と続けた。

ニューヨーク時間午後2時4分現在、ドルは対円で前日比0.3%高 の1ドル=95円60銭。対ユーロでは0.2%上げて1ユーロ=1.3365ド ル。

◎米国株式市場

米株式相場は3日ぶり反落。米連邦準備制度理事会(FRB)のバ ーナンキ議長が、年内に債券購入ペースを「緩める」可能性があると発 言したことが手掛かり。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前日比1.4%安の1628.93。ダウ工業株30種平均も1.4%下げ て15112.19ドル。

ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの債券戦略担当ナショ ナル・マネジングディレクター、ジョージ・ラスナック氏は「金融当局 は綱渡りをしている」と指摘。「市場に対して資産購入の縮小開始に備 えさせると同時に、混乱するほど規模が大き過ぎたり、ペースが速過ぎ たりすることはないと安心感を与えてバランスを取っている。これは微 妙な境界線だ」と述べた。

バーナンキ議長は連邦公開市場委員会(FOMC)会合後の記者会 見で、年内に債券購入のペースを「緩める」可能性があるとしたほ か、2014年半ばごろに購入を終了するかもしれないとも述べた。 FOMCは会合後に発表した声明で、景気と労働市場の見通しに対する 下振れリスクが「(昨年)秋以降小さくなってきた」と指摘した。

◎米国債市場

19日の米国債は下落。10年債利回りは15カ月ぶりの高水準に押し上 げられた。バーナンキ連邦準備制度理事会(FRB)議長が景気への下 振れリスクは軽減していると指摘、2014年に資産購入を終了する可能性 もあると述べたことに反応した。

10年債利回りは3週ぶりの大幅上昇。バーナンキ議長は月間850億 ドルの資産購入ペースを年末までに緩める可能性があると述べた。さら に景気が予想通りに拡大した場合は、2014年の年央あたりに終了する可 能性があることも明らかにした。金融政策当局者は今年の失業率とイン フレ率見通しを引き下げた。

フェデレーテッド・インベスターズで100億ドル相当の資産運用に 携わるドナルド・エレンバーガー氏は「市場参加者はバーナンキ議長の 発言をタカ派的と受け止めている」と述べ、「インフレ低下については 一時的な影響を反映しているとして、重要視しなかった」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間 午後3時24分現在、10年債利回りは13ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇して2.32%。2012年3月21日以来の高水準だった。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は下落し、ほぼ4週間ぶりの安値となっ た。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が年末までに債 券購入ペースを緩める可能性があるとの見解を示したことが背景。

バーナンキ議長は連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の記者会 見で、この先発表される経済指標が当委員会の現在の経済見通しとおお むね合致するようであれば、資産購入を来年上期を通じて段階的に縮小 し、来年の年央あたりに購入を終了するだろうと述べた。

RBCキャピタル・マーケッツの先物取引世界戦略責任者エドワー ド・ラシンスキー氏は電話インタビューで「インフレは低い水準にとど まり、緩和策は終了する可能性があるため、金を買う理由はなくなる」 と指摘。当局の資産購入縮小計画に対し、「金の投資家は神経質になっ ている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8 月限はフロア取引終了後の電子取引で、午後3時33分現在は0.6%安の 1オンス=1358.70ドル。一時は1356.10ドルと、5月23日以来の安値を つけた。この日の通常取引は前日比0.5%高の1374ドルで終了してい た。

◎NY原油先物

ニューヨーク原油先物相場は下落。バーナンキ米連邦準備制度理事 会(FRB)議長は記者会見で、連邦公開市場委員会(FOMC)が資 産購入の縮小を年内に開始し、来年に終了する可能性があると発言し た。

バーナンキ議長は「入手するデータがこの経済予測と大まかに一致 すれば、年内に購入ペースを緩めるのが適切だと委員会は現在のところ 見込んでいる」と発言。これを受けて引け後の電子取引では一 時、0.9%安まで売り込まれた。会見前にFOMCは声明で、現行の資 産購入ペースを維持すると表明し、原油相場はほぼ変わらずで引けてい た。

プレステージ・エコノミクス(テキサス州オースティン)のジェイ ソン・シェンカー社長は「政策の極めて大きな転換を意味しており、そ のために相場は下げている。市場はさらに弱気に傾いた」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物7月限はニュー ヨーク時間午後3時44分(日本時間20日午前4時44分)現在の電子取引 で、前日比40セント(0.4%)安の1バレル=98.01ドル。一時は97.57 ドルまで下げた。通常取引は20セント(0.20%)安の1バレル=98.24 ドルで終了。7月限は20日に最終取引を迎える。

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