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米ディッシュ:新たなスプリント買収案、期限までに提出せず

米衛星テレビ会社ディッシュ・ネッ トワークは18日、同日夜の期限までに携帯電話サービス会社スプリン ト・ネクステルへの新たな買収案を提出しないことを明らかにした。

ディッシュは発表資料で、スプリントの対応を受けて、「当社が6 月18日の期限までに修正提案を提出することは実行不可能になった」と 説明。米無線通信会社クリアワイヤに対する買収提案に重点を置きなが ら、「スプリントに関する選択肢を検討する」と表明した。

ディッシュの今回の決定により、スプリントの株主が25日の総会で ソフトバンクの買収案に賛成することを妨げる材料はなくなったとみら れるものの、「選択肢を検討する」とのディッシュの説明はさらなる動 きを見せる可能性を残している。

ファルコン・ポイント・キャピタルのシニア・マネジングティレク ター、マイケル・マホニー氏は、ディッシュのチャーリー・アーゲン会 長の選択肢の1つはスプリントが設定した期限を無視して期限後に提案 することだと指摘。「アーゲン会長は株主投票の否決を目指して何かを する可能性がある」とした上で、「『あなた方株主は投票に際し、私が より良い案を提示するつもりだということに留意すべきだ』などと呼び 掛ける可能性がある」と述べた。

マホニー氏によると、ディッシュは法的措置の選択肢を検討する可 能性もある。ディッシュは先週、米連邦通信委員会(FCC)に対し、 ソフトバンクのスプリント買収案が公益にかなうかどうか再審査すべき だと申し立てた。

スプリントの広報担当ロニ・シングルトン氏はディッシュのこの日 の決定に関するコメントを控えた。ソフトバンクは「FCC、株主総会 の承認を経て、予定通り7月上旬に本取引が完了することを見込んでお り、 完了後は新スプリントを上位2社に対抗できる企業にしていきた い」とのコメントを発表した。

原題:Dish to Let Sprint’s Deadline Expire Without Making New Bid (1)(抜粋)

--取材協力:Olga Kharif.

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