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G8:シリア「暫定政権」樹立呼び掛け-露大統領が歩み寄り

英国・北アイルランドで開かれてい た主要8カ国(G8)首脳会議(サミット)で、ロシアのプーチン大統 領はできるだけ早期のシリア「暫定政権」樹立を呼び掛ける首脳宣言に 署名することに同意した。シリアのアサド大統領への圧力を強めること になる。

首脳宣言ではシリアについて「完全な行政権を有する暫定的な統治 組織を双方の合意によって樹立する」ことを求めると明記。アサド大統 領の退陣を求める文言はなかったが、サミットの議長を務めたキャメロ ン英首相は記者団に対し、暫定政権にアサド大統領が入ることは「考え られない」と述べた。

G8首脳はまた、交渉による内戦終結を支持するとし、シリア難民 向けに15億ドル(約1400億円)の人道支援を表明した。

シリア内戦の死亡者は9万3000人を超え、アサド大統領を擁護する プーチン大統領はG8首脳の中で孤立していた。

プーチン大統領が暫定政権の樹立を支持したことは、米国を含む西 側諸国への歩み寄りを示すものだが、意見の対立は残っている。同大統 領は18日、米英仏が主張するようにシリア政権が化学兵器を使用した証 拠はないと述べたほか、反政府勢力への武器供与は状況をさらに不安定 にする恐れがあると指摘した。

原題:Putin Agrees to Call for Syrian ‘Transitional Government’ (2)(抜粋)

--取材協力:Rebecca Christie、Kitty Donaldson、Hans Nichols、Thomas Penny、Lisa Lerer.

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