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森トラスト社長:不動産の追加取得に意欲、アベノミクス成功が前提

総合不動産業の森トラストの森章社 長は、アベノミクスが成功すれば、東京など大都市では高付加価値のオ フィスビルの資産価値は回復する可能性があるとして、不動産を追加取 得する考えがあることを明らかにした。

森社長は17日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、保 有する未稼働資産を事業に生かせるとしながらも、安倍政権が掲げる「 成長戦略がうまくいって景気が浮上してくる場合には、もっと購入しよ うと思う」と述べた。リーマンショック後に財務体質を改善させたこと や、低金利下で不動産の取得コストが抑えられていることも背景にある としている。

同社長は「アベノミクスの成否は今後の成長戦略いかん」としたう えで、うまく行けば、「東京など中核都市の都心部では、防災やBCP (事業継続計画)、環境性能を持ち、そのエリアに適する用途を複合し た高付加価値物件が回復する」と述べた。

昨年末に発足した自民党政権は、日銀に大規模な金融緩和を迫るな どして、デフレ克服に着手。その効果は不動産市場の一部で見え始めて おり、投資家心理は改善。不動産サービス会社の米CBREによると、 アジアパシフィック地域の事業用不動産取引高は2013年第1四半期は前 期比2.3%減少する中、日本は243%増の73億ドルと急増した。

また、国土交通省発表の第1四半期(1月1日-4月1日)の地価 動向報告によると、全国主要150地区のうち、3カ月前と比べ地価が上 昇したのは80地区と、前回の51地区から増加した。

森トラストは非上場。賃貸ビルやホテル・リゾート施設を保有・運 営する。超高層ビルでは、東京駅に隣接する「丸の内トラストタワー本 館」(地上37階)、宮城県の「仙台トラストタワー」(地上37階)など がある。

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