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米国で原油輸出解禁の機運高まる、70年代以降で初めて-生産増加で

米国の原油生産ブームを背景に、議 会では原油輸出解禁に向けた機運が高まっている。

FBRキャピタル・マーケッツ(バージニア州アーリントン)のエ ネルギー政策担当シニアアナリスト、ベンジャミン・ソールズベリー氏 は、水圧破砕法などの進歩で生産が過去最高水準になり、1年半から3 年以内に製油所の稼働能力を上回る可能性があると指摘する。米エネル ギー情報局(EIA)によれば、需要に占める石油の純輸入の比率は 約40%と、2005年の60%から低下している。

1973-74年のオイルショックによる石油不足で価格が急騰し、ガソ リンスタンドに長蛇の列ができるといった事態が発生して以降、米議会 は原油輸出を制限している。米国内生産の増加幅が昨年は日量76万6000 バレルと過去最高を記録する中、輸入原油が必要との見方は揺らいでい る。

ソールズベリー氏はインタビューで、「米国民は信じ難いほど石油 に関しては政治的に慎重で、特にガソリン価格に対してそうだ」と指 摘。「政治家が何か行動を起こすためには、まず痛みを経験することが 必要になる。リグ(掘削装置)の数が減少して初めて、原油を輸出する べきかどうかの決定が可能になる」と述べた。

米国は商務省からライセンスを得て、日量約12万バレルの原油をカ ナダに輸送している。

原題:Americans Exporting Oil First Time Since ’70s Seen on Output (1)(抜粋)

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