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フィデリティ名運用者ボルトン氏、一線退く-中国ファンド苦戦

資産運用会社フィデリティのアンソ ニー・ボルトン氏が、中国企業を投資対象とする「フィデリティ・チャ イナ・スペシャル・シチュエーションズ」ファンドの運用担当の座を降 り、一線を再び退く。自身の名声を高めた英国ファンドと同等のリター ンを目指してきたが、実現しなかった。

フィデリティの17日の発表資料によると、ボルトン氏(63)の後任 には同社の「パシフィック・ファンド」を2003年から運用してきたデー ル・ニコルズ氏が就く。両氏の引き継ぎは来年4月に完了するという。 チャイナ・スペシャル・シチュエーションズはロンドン証券取引所に上 場している同国最大の株式ファンド。

ボルトン氏は英国投資に特化した「フィデリティ・スペシャル・シ チュエーションズ」ファンドを28年にわたって運用し、年平均19.5%の リターンを挙げてきた。米調査会社モーニングスターによると、1979年 に1万ポンド投資していた場合、2007年に149万ポンドになっていた計 算。ボルトン氏はいったん運用の現場を離れていたが、2010年4月のチ ャイナ・スペシャル・シチュエーションズの開始に合わせて復帰。しか し同ファンドのリターンはマイナス約15%と振るわなかった。

英投資会社ハーグリーブス・ランズダウンのファンドアナリスト、 マーク・ダンピア氏は「アンソニーには素晴らしいキャリアがあった。 間違いなく、ここ数十年で最も優れたアクティブ運用者の1人だ」とし た上で、「最近数年の彼の中国ファンドの運用成績はその記録をやや傷 つけた」と述べた。

原題:Fidelity’s Anthony Bolton to Leave China Fund After Losses (1)(抜粋)

--取材協力:Michael Patterson.

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