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米大統領:バーナンキFRB議長は自ら望むよりも長期間在任

オバマ米大統領は米連邦準備制度理 事会(FRB)のバーナンキ議長が「本人が望むよりも長く」在任して いると述べ、同議長が来年の任期切れで退任することを明確に示唆し た。

オバマ大統領は17日夜に放送のチャーリー・ローズ氏のインタビュ ー番組で、同議長の再指名に関する質問に対し、「バーナンキ議長は傑 出した仕事を行った」と述べ、「バーナンキ氏は既に自らの意向や本来 の予定よりも長く在任している」と指摘した。

オバマ大統領はバーナンキ議長の在任期間について、2011年の任期 切れから2年間延長して今年9月に退任するモラー連邦捜査局 (FBI)長官に例えた。バーナンキ議長の2期目の任期(4年間)は 来年1月31日に終了する。

モラー長官と同様、バーナンキ議長の1期目の指名はブッシュ前大 統領が行ったもので、10年2月1日からの2期目はオバマ大統領が再指 名した。バーナンキ氏はプリンストン大学元教授で大恐慌に関する研究 者。ブッシュ政権で大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を務めた経 歴もある。

FRBの広報担当者ミシェル・スミス氏はこの件に関して、コメン トを控えた。ホワイトハウス当局者は大統領が決断を下し、正式に発表 する時期が来るまでコメントを避けると発言した上で、オバマ大統領の 発言はバーナンキ議長への称賛を述べたものだと説明した。

バーナンキ議長は08年9月のリーマン・ブラザーズ・ホールディン グスの経営破綻で金融システムへの信頼が失われる中、ベアー・スター ンズやアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)といった 経営難の金融機関の資産を取得してFRBのバランスシートを拡大。複 数の緊急融資ファシリティを導入して資金供給を実施した。

オバマ大統領はインタビューで、バーナンキ議長が「ホワイトハウ スの傑出したパートナーだ。大規模な経済危機に陥りかねない状況から 米国が欧州諸国などよりも非常に力強く回復するのを支援した」と述べ た。

バーナンキ議長が3期目を目指さないことをホワイトハウスも議長 自身もこれまで明確に言及していなかったが、議長が退任を望んでいる ことを示す幾つかのシグナルはあった。

バーナンキ議長は毎年ワイオミング州ジャクソンホールで開かれる カンザスシティー連銀主催の会合に今年は出席しないことを決めてい る。3月には記者団に対し、自身の将来について「大統領と少し話し た」と述べ、FRBにとどまり政策の解消を監督する個人的責任は感じ ていないと発言。3月にワシントンで開かれた記者会見で「私は出口戦 略をこなすことができる世界で唯一の人物だとは思わない」と語ってい た。

ブルームバーグが世界の金融関係者らを対象に5月14日に実施した 調査によると、回答者の過半数はバーナンキ議長が来年1月の任期終了 で退任すると予想している。調査は投資家、アナリスト、トレーダーら ブルームバーグの顧客を対象に実施された。それによると、回答者の3 分の1が後任候補にイエレン副議長(66)の名を挙げた。

原題:Obama Says Bernanke Has Been at Fed ‘Longer Than He Wanted’ (2)(抜粋)

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