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6月17日の米国マーケットサマリー:円反落、株高い―焦点FOMC

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.3374   1.3347
ドル/円             94.42    94.31
ユーロ/円          126.28   125.60


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       15,179.85     +109.67    +.7%
S&P500種           1,639.05     +12.32     +.8%
ナスダック総合指数    3,452.13     +28.58     +.8%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .26%        -.01
米国債10年物     2.17%       +.04
米国債30年物     3.34%       +.04


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,383.10    -4.50     -.32%
原油先物         (ドル/バレル)   97.83      -.02     -.02%

◎NY外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では円が主要通貨の大半に対して下落。 世界的に株価が上昇し、逃避需要の弱まりが示唆された。

ドルは対円で上昇。18日から2日間の日程で開催される米連邦公開 市場委員会(FOMC)定例会合では、債券購入の規模が縮小されるか どうかに注目が集まっている。ユーロは対円で上げた。4月の域内貿易 黒字が過去最高近くに拡大したことがユーロ買いを誘った。

ゲイン・キャピタル・グループ(ニューヨーク)のシニア為替スト ラテジスト、エリック・ビロリア氏は「円は最近、リスク環境に大きく 反応する傾向にある。そのため、この日はその要因が円を圧迫してい る」と指摘。「株高と米国債利回りの低下は米金融当局からの支援が続 くと市場が見込んでいることを示しており、リスク選好にはプラスとな る」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時59分現在、円は対ドルで前営業日 比0.6%安の1ドル=94円89銭。対ユーロでは0.8%安の1ユーロ=126 円56銭。ドルはユーロに対してほぼ変わらずの1ユーロ=1.3341ドル。

◎米国株式市場

米株式相場は上昇。市場では経済指標の内容を見極める展開が続い た。一方で今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合を控え、刺激 策縮小の見方も広がっている。S&P500種株価指数は先週、週間ベー スで下落していた。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は前週末比0.8%高の1639.04。ダウ工業株30種平均は109.67ドル (0.7%)上げて15179.85ドル。

PNCウェルス・マネジメントのジェームズ・ダニガン最高投資責 任者(CIO、フィラデルフィア在勤)は「金融当局が景気刺激策の縮 小で近く行動に出ると、市場は先走りしてしまっている」と指摘。「状 況は改善しつつあるが、まだ先は長い。当局の次の行動をめぐる一時的 な不安が続いており、市場がおじけづいているようだが、やや行き過ぎ なところがある」と続けた。

◎米国債市場

17日の米国債は3営業日ぶりに下落。米金融当局が債券購入のペー スを減速するほど景気は強いのかどうか、投資家は見極めようとしてい る。

朝方発表された統計では、米建設業者の景況感を示す住宅市場指数 が上昇し、ニューヨーク連銀管轄区の製造業生産活動は拡大した。統計 後に米国債は下落した。英フィナンシャル・タイムズ紙が米連邦公開市 場委員会(FOMC)は次回会合で量的緩和の縮小を示唆する一方で、 追加措置は経済情勢次第だと述べることでバランスを取る可能性が高い と報じたことに反応し、10年、30年債は下げ幅を拡大した。FOMC は18-19日に開かれる。

ジャニー・モンゴメリー・スコットのチーフ債券ストラテジスト、 ガイ・リーバス氏は「市場は緊張状態にあり、資産購入を縮小する可能 性に言及する文言はすべてネガティブに取るだろう」と述べ、「金融当 局はまだ縮小を実施する準備はできていない。より柔軟に対応できるよ うな戦略を策定する可能性はある」と指摘した。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後3時26分現在、10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇して2.17%。同年債(表面利率1.75%、2023年5月償 還)の価格は11/32下落して96 9/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反落。18、19両日に開かれる米連邦公開 市場委員会(FOMC)を控え、資産購入の縮小が開始される時期に注 目が集まっている。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は先月、労働市 場の見通しに持続的な回復が見られるなら、緩和策の規模を縮小する可 能性があるとの認識を示した。上場取引型金融商品(ETP)を通じた 投資家の金保有量は2011年3月以来の低水準となった。

TDセキュリティーズのバイスプレジデント、スティーブ・スカカ ロシ氏はリポートで「緩和縮小の開始時期に関するさらなる手掛かりを 市場は探ることになろう」と指摘。「他の市場でより高いリターンを得 ようとする動きから、上場投資信託(ETF)での金保有は減少し続け ている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物8 月限は前週末比0.3%安の1オンス=1383.10ドルで終了した。

◎NY原油先物

ニューヨーク原油先物相場は小幅安。ニューヨークの製造業景況指 数が3月以来の高い数字となったことを受けて、連邦公開市場委員会 (FOMC)が刺激策の縮小に傾くとの観測が広がった。

FOMCは18日から2日間の日程で定期会合を開く。米金融当局の バランスシートは景気刺激を目的とした月額850億ドルの債券購入で膨 張している。ニューヨーク連銀がこの日発表した6月の同地区の製造業 景況指数は7.8と、3月以来の水準に上昇した。

プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)のシニアマーケッ トアナリスト、フィル・フリン氏はニューヨーク製造業景況指数につい て、「原油価格には逆方向に作用するものであり、市場の不安感をかき たてる」と指摘。「強い経済統計が出ると、当局が刺激縮小に一段と傾 くのではないかとの見方が浮上する」と続けた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物7月限は前週末 比8セント(0.08%)安の1バレル=97.77ドルで終了した。

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