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アスムセン理事、緊縮減速は債券市場に波乱もたらすリスク

欧州中央銀行(ECB)のアスムセ ン理事は17日、スペインやイタリアに財政再建のための時間をさらに与 えれば、国債市場で再び波乱が起きるリスクがあるとの考えを示した。

同理事はドイツのマグデンブルクで講演し、「一段の構造改革と財 政再建の迅速な進展がなければ、国債市場に波乱が戻ることは大いにあ り得る」とし、「中断や手を緩めることは現実的な選択肢ではない」と 強調した。

6四半期連続のユーロ圏経済縮小と24%に上る若年層失業率の前 に、欧州連合(EU)欧州委員会は5月、各国に緊縮を求める姿勢を和 らげた。

講演テキストによると、アスムセン理事は「低成長期には時間的余 裕と改革のペース鈍化を求める声が大きくなる」と指摘した。

また、過去の遺産としての不良債権を抱える銀行のバランスシート 修復を各国政府に呼び掛け、「過去の遺産の整理は各国政府が実行しな くてはならないという点を強調しておくことが重要だ」と訴えた。 ECBによる監督業務引き継ぎまでに、ユーロ圏の銀行整理メカニズム が機能するようになることが理想的だと付け加えた。

原題:Asmussen Says Slowing Austerity Risks Turbulence on Bond Markets(抜粋)

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