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スイス、マイナス金利導入の公算小さい-不動産ブームの中で

スイス国立銀行(中央銀行)のヨル ダン総裁は住宅市場ブームをあおる事態を回避するため、現時点でマイ ナス金利を導入する公算が小さいとエコノミストはみている。

ヨルダン総裁は先月、スイス・フランの上限調整と市中銀行の超過 準備へのマイナス金利の適用は政策の選択肢の一部だと言明。総裁のこ の発言を受け、フランは外国為替市場で一時、2年ぶりに1ユーロ =1.26フラン台を付けた。

スイス中銀の金融緩和に伴い、スイスはここ20年で最大の住宅ブー ムとなっている。ただ、既にゼロ金利政策を採用し、フランのユーロに 対する上限を同1.20フランに設定している同中銀が講じることができる 措置は限られている。

スイスのバントレオン銀行のエコノミスト、ダニエル・ハルトマン 氏は「不動産市場は過熱傾向にある」と指摘。「スイス・フランの上限 調整やマイナス金利の導入といった拡張的措置をさらに講じれば、状況 が一段と悪化する恐れがある」と述べた。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト21人を対象に行った調査 では全員が、スイス中銀は今月20日に開催する政策決定会合で政策金利 である3カ月物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の誘導目標をゼ ロに据え置くと予想している。スイス・フランのユーロに対する上限も 維持が見込まれている。

原題:SNB’s Threat of Negative Rates Seen Unlikely on Real-Estate Boom(抜粋)

--取材協力:Frances Schwartzkopff、Harumi Ichikura、David Goodman、Matthias Wabl.

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